姉が救急搬送されてからもうすぐ半年、病状は一進一退を繰り返している。病院スタッフ方々のご尽力のお陰で(補助バーを使いながら)ほんの少し歩けるようになったが、免疫力がなかなか回復しない(血液結果が思わしくない)。それで、この程、原因究明のための検査が行われた。その結果を待ってからになるとは思うが、在宅医療ができればと少しずつ準備を進めている。
ところで、姉が入院している病院では、ファイザー社の新型コロナワクチン(コミナティ筋注)接種を受けた、病院職員と病院内で働いている委託業者職員に対して、副反応に関するアンケート調査を実施しており、その結果が病院広報誌7月号に掲載されていた。1回目356人(回収率97.0%)、2回目339人(回収率93.4%)から回答を得ている。(下表参照)
それによると、アナフィラキシーや血管迷走神経反射(血管障害)は一人もいなかったという。最も多かった副反応は、注射部位の痛みで、1回目、2回目共、約9割の人が認めている。一方、発熱は1回目約5%だったが、2回目は約35%と増加。しかも、4割の人が38℃以上の高熱で、39℃以上も6人いたという。また、吐き気などの消化器症状も認めている。こうした副反応は、2~3日以内に収まる人がほとんどだったらしいが、中には症状が強く、受診が必要な人もいたという。
さらに、ワクチン接種1ヵ月後、希望する職員281人に対して、血液中の抗体量を測定している。それによると、若い人ほど抗体が多く生産されていたことがわかったという。また、男性より女性のほうが抗体量は多い傾向にあるという。ただ、抗体量が多い人ほど感染に対して抵抗力が強くなるとは現時点では言えないとして、ワクチン接種を受けた後もこれまでと同じように感染対策をしてほしいと結んでいる。
そういえば、今月14日、福岡県糸島市の介護施設で2回ワクチン接種をした利用者8人が感染し、クラスターが発生する事態になっている。ワクチンの有効性については、まだまだ未知な部分が多く、安心できないということなのだろう。それなのにオリンピック、、
新型コロナウイルスワクチンによる副反応結果
解熱剤はカロナールが有効のよう
ワクチン抗体量検査 年齢別検査数
職業柄、現役世代が多い
年齢別抗体量
男性より女性のほうが多い
年代別・性別の抗体量
若い世代のほうが多い で、70歳代女性が多いのはなぜ?
コロナ禍、どの病院も面会は原則禁止である。この半年、姉と面会できたのは、山口医大受診時と転院時、それに命の危険が迫っていた時の数回程度。(ようやく最近、2週間に1回15分程度の面会が許可されたが)家族は本当に辛い思いをしている。面会できず涙を流す人の姿を幾度となく見てきた。オリンピックで感染者が増えれば(というか、すでに増え始めているが)、医療従事者はもとより患者やその家族もふたたび大変な状況を強いられる。そういうことも想像できないとは、どれほど国民の命を軽く見ているのだろうか、この国は。
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