先週末、姉を介護施設に預け、3週間ぶりに福岡へ戻ることができた。疲れ果てていたところ、テレビをつけると心地よい音楽が流れてきた。竹内まりやさんが歌う「いのちの歌」だった。(聞いたことはあったが)聞いているうちに涙が溢れてきた。今年は年明けから辛い日々が続いてきただけに心に響いた。(抑えていた感情が噴き出た)
「いのちの歌」は、NHK連続テレビ小説『だんだん』の劇中歌だった。もともとは歌詞のない劇中曲として作曲され、ドラマ映像の背景に流れていた。『だんだん』で語りをしていた竹内まりやさんが、ペンネーム「Miyabi」として作詞を手掛けていたが、事実は伏せられ、2010年12月の竹内まりやライブ『souvenir again』のアンコールで「いのちの歌」が演奏され、初めて事実が明かされたとのこと。
先日の放送は、2019年9月BSで放送された『竹内まりや Music&Life~40年をめぐる旅~完全版』の再放送だった。次の世代へ伝えたい歌。生かされていることへの感謝を歌で表現したかった。それが「いのちの歌」だった。母と姉の介護の日々、歌詞にあるように泣きたい日もある。投げ出したくなることもある。それでも今生かされていることの意味を考える。「いのちの歌」を聞きながら。
NHK『竹内まりや Music&Life~40年をめぐる旅~完全版』見逃し配信より ※配信期限は10月31日午後6時まで
~いのちの歌~