昨日(14日)、福岡市個人情報保護審議会は、自衛隊名簿提供に関する個人情報の取り扱いについて、高島市長に答申を出した。7日の審議会では、委員から異論や疑問が出ていたにもかかわらず、委員長は個人情報保護条例の目的外利用を認めるという矛盾する結論を出していたが、答申もそのとおりだった。ただ情報提供を拒否したい市民に対して、「提供する情報から除外する措置を講じること」と強調している。しかし、答申はあくまで意見であり、強制力はない。あとは高島市長がどう判断するか。拒否したい市民の情報まで提供してしまうのか。先月の記者会見では一括提供すると明言していたが、審議会の意見を無視して強行すれば、市民の反発はさらに高まるだろう。
ちなみに、2月22日午後2時から、市民団体や市民有志で結成された「自衛隊への名簿一括提供を許さない実行委員会」による市民集会が警固公園で開催される。果たして、市民の声は高島市長の耳に届くか、、
提供を拒否したい市民の情報は除外するよう求めている(下線部分) 答申の全文はこちら
大学教授や弁護士、議員など約150人と11団体が呼びかけ人に
この答申を受け、福岡市は18日午前10時からの常任委員会・総務財政委員会で報告を行う。傍聴されたい方は、議会棟8Fで受付を。