昨夜、NHKの歌番組「うたコン」でさだまさしさんが歌われた『キーウから遠く離れて』。この歌詞がすぅと心に響いた。さださんは、自分は音楽家なので銃は持たない。銃を持たない自分がどうやって大切な人を守ることができるのか。方法はひとつしかない。それは戦争をはじめさせないこと。その為に音楽があり、人の心があり、言葉がある。言葉はきっと届くと。
『キーウから遠く離れて/さだまさし』 (うたコン見逃し 6月21日午後8時42分まで)
君は誰に向かってその銃を構えているの
気づきなさい君が撃つのは君の自由と未来
力で生命を奪う事が出来たとしても
力で心を奪う事は決して出来ない
わたしは君を撃たないけれど
戦車の前に立ち塞ぐでしょう
ポケット一杯に花の種を詰めて大きく両手を拡げて
わたしが撃たれてもその後にわたしが続くでしょう
そしてその場所にはきっと花が咲くでしょう
色とりどりに
キーウから遠く離れた平和な町では
人はささやかに自分の生命を生きています
何も出来ずに悔し涙に暮れる生命があり
何が起きているかも知らずに生きる生命がある
わたしは君を撃たないけれど
世界に生命の重さを歌おう
ポケット一杯に花の種を詰めて大きく両手を拡げて
わたしが撃たれてもその後にわたしが続くでしょう
そしてその場所にはきっと花が咲くでしょう
色とりどりに 色とりどりに 色とりどりに
キーウ聖フロー修道院の花/2009年 (4travel.jp・まゆさんのブログより)