(いろいろ取り込んでいたので掲載が遅れてしまいましたが、連休中の報告です)
昨年は、連休期間中に緊急事態宣言が出ていたため、茶摘みは中止。今年は宣言が出ていなかった(この時、姉の容態は悪くないと思っていた)ので、宮崎(西都市)へ行き、相方実家の山で茶摘をした。今回は完全防備で臨んだのでブユやヤマビルにはやられなかった。
今年は4月に入っても気温が低かったせいか、葉はいつもに比べ遅めに成長していて(伸びすぎず)状態も良かった。ぷりぷりした葉が「早く摘んで~」と言っているようだった。うちは昔ながらの釜煎り製法。最初の工程である、釜煎りの火加減と蒸し加減で味が決まる。温度が低すぎると茎が赤茶色になる(これをエビという)。逆に高いと焦げてしまうので、これが微妙で難しい。亡義父から教わったことを思い出しながら、少しでも美味しいお茶ができるように心がけた。
こうして出来上がった新茶の味はというと、最高だった。(といっても亡義父には到底及ばないが)姉が落ち着いたら飲ませてあげたい。山の自然の中で育った茶は体にとても良いので、これを飲んで早く元気になってほしい。今はただそれだけ。
撮影日:2021.5.2~5.3(スマホ撮影)
この山で茶摘み 足腰が鍛えられる
手作りの釜で茶炒り ここで味が決まる(相方の腕次第) 火加減は薪の量で調整する
煎ったあと粗熱を取り、揉み機へ
揉み機から取り出し、今度は手で揉む
この後、エビラ(専用ネット)へ移し、乾燥機で4時間、仕上げの乾燥釜で5時間乾燥(ここから先は写真を撮っていません。あしからず)
米良街道と一ツ瀬川 山口へトンボ帰りしなくてはならないので、一足先に福岡へ(このあと大変なことが待ち受けていた)
米良街道とは、人吉(人吉市上青井町)から佐土原(宮崎市佐土原町上田島)までの約88kmの街道のこと。西都市から福岡へは、米良街道で人吉まで行き、そこから高速に乗るのが最短。所要時間は4時間程。ちなみに、山口から西都市までは5時間超。やっぱり宮崎は遠い。