岸防衛相は先月14日、航空自衛隊防府北基地を視察し、来年度中に「第2宇宙作戦隊」を新設する考えを明らかにした。「宇宙作戦隊」とは、日本の人工衛星を他国からの攻撃や宇宙ごみから守るための部隊のことで、防府北基地は東京の航空自衛隊府中基地に次いで2ヶ所目となる。防衛省によると、およそ20人の体制で発足し、山陽小野田市埴生に整備中の宇宙監視レーダーを活用するという。
この報道直後、ブログのアクセスが急増していたのでなぜかと思っていたらそういうことだった。それで現場の状況が気になっていたが、姉がふたたび救急搬送されたり入院したり、母の認知症がはじまったりとてんやわんや。そうした中、ようやく様子を伺うことができた。レーダー基地の現場では、大型クレーンが入るなど工事が進んでいるようだった。
埴生の宇宙監視レーダー基地は2023年度に運用開始予定となっているが、地元住民からは不安の声が相次いでいる。今月4日に実施された住民説明会では、レーダーによる人体への影響や他国からの攻撃、大規模自然災害への対応などさまざまな意見が出ていた。それに対し、防衛省はレーダーの影響について、シミュレーションを実施した結果、電波が最も強いとされる場所でも人体に影響ないことが確認されたと繰り返すばかり。住民の不安が拭えない中、住民の声を無視するかのように現場は進んでいる。
じわじわ進んでいる 山陽道から(2021年12月12日撮影)
こちらは今年4月の様子
大型クレーンが入っていた 埴生IC付近から(2021年12月9日撮影)
GoogleMapを見ると、、
すでにレーダー6基の基礎らしきものが、、
《関連記事》
・宇宙監視レーダーの住民説明会、不安拭えず(宇部日報 2021.12.6)
・宇宙監視レーダー「人体に影響なし」/防衛省整備計画 山陽小野田で住民説明会(山口新聞 2021.12.5)
・「第2宇宙作戦隊」来年度 自衛隊防府北基地に新設方針 防衛相(NHKニュース 2021.11.14)
《参考資料》
・山陽小野田市。宇宙状況監視レーダー建設に伴う住民説明会の開催について(2021.11.15)
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