♪トムセン チェロコンサート~すみだトリフォニーホール
新聞を読んでいたら「トリフォニーホールからの新しい風2006」という、3人の若きチェリストのコンサート広告が載っていた。、それぞれがバッハの無伴奏チェロ組曲と、得意なチェロ協奏曲を三晩に渡って演奏するものだ。
父さんは美人チェリストのオフェリー・ガイヤールの演奏が聴きたかったのだが(冗談です)、都合が合わず1日目のトムセンのコンサートにした。というか、実は3人とも全然知らん。新聞でぱっと目についたのと、チケットが安かった(B席 3,500円)のと、Tommyさんの影響もあって、チェロが聴きたくなったため衝動的にチケットを買ったんだな。前にも書いたように友人のYを誘ったのだが、予定ありと振られたため、父さん一人で出かけましたよ。
プログラムは「バッハ・無伴奏チェロ組曲第1番」「コダーイ・無伴奏チェロソナタ」「ドヴォルザーク・チェロ協奏曲」。コダーイは初めて聴いた。バッハのチェロ組曲とドヴォルザークは大好き!バッハのきちんと整備された機能美的な旋律と、コダーイの前衛的かつ情熱的でテクニカルな旋律の対比が面白かったね(表現力不足で失礼!分かんないよね)。それとチェロ協奏曲は、まさにドヴォルザーク!「新世界」に通じるメロディーラインに、思わずウルウルしてしまった。オケは新日フィル、指揮がヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(この人も知らない)。トムセンは73年生れのデンマーク人、まさにイケメンで初々しかった。
チェロの音色は本当にいいねぇ~。父さんは大好きなんだ。久しぶりに生でソロを聴いたけど、人間の声、それもバリトンの朗々とした声に近いよね。Tommyさん、いい趣味を見つけましたね。頑張ってください!
新進のチェリストということもあってか、観客は7分の入りだったのがちょっと残念。毎月とは言わないが、せめて2ヵ月ごとにはこういうコンサートに行きたいね。チケット代も大した値段じゃないし、1回外で呑むのを控えれば十分行ける。「心の栄養剤」としては安いもんだ。