ピアノの森―The perfect world of Kai (5)講談社このアイテムの詳細を見る |
♪素晴らしき“海World”
極貧の中で、明るく元気に素直に育つ小学5年生の一之瀬海。彼は類稀なる天才ピアニストだ。その才能を見抜いた音楽教師阿字野(元世界的ピアニスト)は、海を全日本学生ピアノコンクールに引っ張り出す。課題曲のモーツァルトのピアノソナタ2番を、見事にかつ大胆に弾き切った。会場の聴衆を“森のピアノ”の世界に引き込んで・・・。大喝采の中、コンクールの結果は?
いやぁ~、いいな、いいな!この漫画、凄くいい!! 3冊を一気に読んでしまった。同じ音楽漫画でも、「のだめ」とは全然違う。「のだめ」は読んでいて、心の中が暖かく穏やかになる。描かれる若き音楽家の世界も、のだめの奔放さを除けば(?)、いかにも在りそうだ。それに比べ「ピアノの森」が描く世界は、完全にフィクション。でも心の中が『熱く』なる。元気になる。
登場人物が、みんないい。カイはもちろん、ライバルの修平も、阿字野も、レイも、そのほかの友人達も、みんないい。一色まことの絵が、またきれいで上手でいい。Positiveになれる漫画だ。今度は海外に進出?あぁ~早く続きが読みたい。
音楽ファンだけでなく、元気になりたいご同輩には、絶対お勧めだ。