さて、三浦海岸からとんぼ返りで仙台に戻り、夕方からこっちの合唱団の練習に参加した。
ハイ、仙台の合唱団は「パリンカ」と言います。(HPはこちら)
合唱団パリンカは、基本的に“男声”合唱団だが、男の声?を出せる女性も大歓迎!
そのパリンカが、6月24日(日)に第20回記念定期演奏会を開催する。
今、日本で最も輝く合唱団「お江戸コラリアーず」を迎えて、合同演奏も行う。日曜日は、そのお江コラの指揮者、山脇さんが来仙し、合同演奏曲「くちびるに歌を」の音合わせを行うということで、無理して神奈川からとんぼ返りをしたというわけだ。
合唱コンクール常勝のお江戸コラリアーず。その指揮者山脇さんの指導は、僕のような合唱素人には、ある意味「目からうろこ」だった。
ドイツ語の発音に徹底的に拘る。3度、5度のハーモニーをしっかり感じ取り聴きあって歌う。発声は必ずしも喉の奥を広げて歌う(軟口蓋発声)だけでなく、明るく表現するには喉の前の方で歌うことも必要。当然、歌詞の意味するところを理解して歌う…。
なるほどねぇ~、全国金賞を取るためには、曲のあらゆる細部にまで拘って曲作りを行い、団員一人ひとりがしっかり理解して、しっかり表現することが必要なんだなぁ。(別にパリンカが出来ていないと言っているのではありません、念のため)
短い時間ではあったが、とても勉強になった。でも一週間後の今日の練習で、果たして自分自身がその指示をちゃんと再表現できるんだろうか。Sさんが練習の録音を配信してくれているんだから、復讐しないとね。
6月24日の定演では、お江コラと合同演奏の「くちびるに歌を(信長貴富)」「路標のうた(三善晃)」の他、福島の詩人、和合亮一氏が大震災後に心の底から絞り出した「叫び」に高嶋みどり氏に作曲を委嘱した作品も演奏する。
この曲はついこの前出来上がったため練習不足感は否めないが、なかなか聴き応え、歌い甲斐のある曲に仕上がった。まさに大震災のレクイエムとも言える曲です。当日は和合氏の詩の朗読もある予定なので、ぜひお聴きいただきたい。
これらの他には、男声合唱曲の定番「斉太郎節」の作曲家竹花英昭氏による「大漁唄い込み」も初演!ちょっと小難しい?曲が並ぶプログラムという感もあるが、十分に聴き応えのある演奏家になることは間違いありません!詳しくは上記リンク先から、HPをご覧ください。
乞う、ご期待!!
PS)
明日は宮城県合唱祭です。もちろんパリンカも出ます。「くちびるに歌を」やりまーす。