「たて結びにならないように」
2つの角を2回結んだときに、元と角が平行になる「真結び」と、
十字に交差したような「縦結び」の2種が生じ、それは
2回目に角の左右どちらを前と後ろに重ねるかによる結果の違い。
いつでも、同じ側の手を前にして結んでいると縦結びになる。
バランスよく、ニュートラルな結びにするためには、
前後の位置を、右手や左手のどちらかに偏らないほうがよいので、
やはり真結びの方が安定している。
さらにいうなら、真結びへ至る道程は8通りあって、
もっともバランスがとれているのは、
2つの角のどちらも、一回巻いているという状態。
これは図解しないと分かりにくいので今は割愛しますが、
同時に、例外もあって、たとえば風呂敷とビニルひもを
つなげるときや木綿と化繊の2種の風呂敷をつなげるときは、
つるつると滑りやすいほうの角は、複雑にして抜けにくくするために
2回とも巻くとようにするという技がある。
真結びをとっても、角の大きさや元の締め方によっても
安定度が変化するので、元々不安定な縦結びはよほどの例外を
のぞいてはおすすめできない。
固くなってほどくのが困難になるか、または元を引っ張ると
するするほどけてしまうこともある。
だけど逆に、風呂敷で本当にきをつけることは
縦結びにしないことと、真結びは元をしっかりと締めて
動かないようにすることくらいなので、あとは
いくらでも自由にやっていけます。
現在、半数以上の人が、普通に結んで縦結びになってしまうので、
ここは、幼稚園なり小学校からきちんと身につけたい部分です。
ひもにも通じるので、救助や避難に使おうというときの
安全性にも関わってきます。
そんなわけで、僕はウザがられたとしても、
縦結びを見かけたときはこれからも
指摘してゆくでしょう。
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