息子が、高尾山の裏の湧き水を汲んで書き初めにつかうというので、
家族で裏高尾へ向った。
自宅のある日野の隣の八王子市にあるので、
都心さ出るよりもずっと氣らく。
お餅(ご近所さんの餅搗き器でこさえました)
の腹ごなしに、山を登るのは有意義だ。
普段着だけど、ハンデのある準備不足で
小冒険を繰り返しているほうが、
役に立つ身体感覚が得られると考えています。
さて、ほとんど人けの無い
高尾山の裏側は、一日中霜の溶けない
日蔭に覆われた、寒さ凍てつく世界。
それでも、路端に点在する
ミヤマフユイチゴを摘んで吸うのを
たのしみに、砕石の道を進んだ。
アセロラのように甘酸っぱい
この山イチゴは、天然のビタミンCが
まんちくりんでしょう。
餅で重くなった体も徐々にすっきりしてきた。
ようやく辿り着いたポイントで汲んだ
湧き水は、冷たすぎず甘さもかんじる
最高の口どけ。
よく歩き、山イチゴを吸い、
湧き水を飲んだことで、心身は
元旦らしい爽やかさがあふれた。
寒さと足の疲れでつらくなった
娘をおんぶしながら、家族みな
無事に帰宅し、ふたたび
雑煮やお汁粉にありつく。
冒険とリラックス、どちらも大切。
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