毎日新聞 2012年12月14日 20時27分
戦前の日本による台湾統治を取り上げたNHKスペシャル「シリーズ・JAPANデビュー 第1回アジアの“一等国”」(09年4月放送)で、事実と違う内容を放送され精神的苦痛を受けたなどとして、取材を受けた台湾の先住民と視聴者ら計1万335人がNHKに損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁(小野洋一裁判長)は14日、請求を棄却した。
番組は証言や史料から統治を検証する内容。原告側は、先住民の1人が実父の写真を見せられ懐かしいという意味で「かなしい」と言ったのに、番組では悲哀の言葉とねじ曲げられたなどと主張していた。判決は担当ディレクターが悲哀の意味と理解したことに相当の理由があるとし「恣意(しい)的な編集をしたとは認められない」などと判断した。
NHK広報局は「妥当な判決だと考えています」とコメントした。
http://mainichi.jp/select/news/20121215k0000m040071000c.html
戦前の日本による台湾統治を取り上げたNHKスペシャル「シリーズ・JAPANデビュー 第1回アジアの“一等国”」(09年4月放送)で、事実と違う内容を放送され精神的苦痛を受けたなどとして、取材を受けた台湾の先住民と視聴者ら計1万335人がNHKに損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁(小野洋一裁判長)は14日、請求を棄却した。
番組は証言や史料から統治を検証する内容。原告側は、先住民の1人が実父の写真を見せられ懐かしいという意味で「かなしい」と言ったのに、番組では悲哀の言葉とねじ曲げられたなどと主張していた。判決は担当ディレクターが悲哀の意味と理解したことに相当の理由があるとし「恣意(しい)的な編集をしたとは認められない」などと判断した。
NHK広報局は「妥当な判決だと考えています」とコメントした。
http://mainichi.jp/select/news/20121215k0000m040071000c.html