苫小牧民報 (2014年 1/7)
白老町大町の仕出し専門店・創作一心(波多武光社長)は、アイヌ民族の伝統食材としても利用されているツルニンジンを原料とするお茶の商品化に成功し、販売をスタートした。韓国では薬膳酒などに使われ、高値で販売されている。開発に約5年の年月をかけてようやく出来上がったもので、波多さんは「白老発のツルニンジン茶として多くの人に飲んでいただければ」と話している。
商品開発は、土産品創造開発事業で北見工業大学を5年前に訪問したのがきっかけ。白老町内に自生しているツルニンジンなどから種を採取し、町内の自宅の庭や安平町早来、十勝管内本別町の3カ所で栽培を始めた。
ツルニンジンは成長に時間がかかり、3年ものでも直径1~2センチ。「最初の年は低温被害を受けるなど大変なこともあったが、ようやく製品化できる原料を確保するようになった」と波多さん。出来上がったものは自然乾燥後に細かく刻んでパック詰めしているが、一部は焼酎漬け用などでそのまま販売するという。
お茶は「高級つる人参茶」と名付け、1パック3グラム入り8パック1000円(税別)で販売。2パックでお茶2リットルを作ることができる。
町内では同社のほか、虎杖浜の海の別邸ふる川とアイヌ民族博物館などでも取り扱いを依頼する。韓国では焼酎に漬け込むなどなじみのある食材として知られているといい、「海外観光客に加え、道内外の人たちにも白老をアピールしたい」と語る。
波多さんはアイヌ民族が食材などに使っていたことにも注目。アイヌ語で「チルムク」と呼び、食用などに利用していたことを学んだといい、白老ならではのアイヌ食文化を伝えることも販売の大きなきっかけになったという。
当面は年間600袋を販売する予定で、「今年は町内に新たな畑を整備して生産体制を拡大する。2年後には1500袋を販売できる体制にしたい」と意気込みを語っている。
問い合わせは創作一心 電話0144(82)6820。
http://www.tomamin.co.jp/2014018695
白老町大町の仕出し専門店・創作一心(波多武光社長)は、アイヌ民族の伝統食材としても利用されているツルニンジンを原料とするお茶の商品化に成功し、販売をスタートした。韓国では薬膳酒などに使われ、高値で販売されている。開発に約5年の年月をかけてようやく出来上がったもので、波多さんは「白老発のツルニンジン茶として多くの人に飲んでいただければ」と話している。
商品開発は、土産品創造開発事業で北見工業大学を5年前に訪問したのがきっかけ。白老町内に自生しているツルニンジンなどから種を採取し、町内の自宅の庭や安平町早来、十勝管内本別町の3カ所で栽培を始めた。
ツルニンジンは成長に時間がかかり、3年ものでも直径1~2センチ。「最初の年は低温被害を受けるなど大変なこともあったが、ようやく製品化できる原料を確保するようになった」と波多さん。出来上がったものは自然乾燥後に細かく刻んでパック詰めしているが、一部は焼酎漬け用などでそのまま販売するという。
お茶は「高級つる人参茶」と名付け、1パック3グラム入り8パック1000円(税別)で販売。2パックでお茶2リットルを作ることができる。
町内では同社のほか、虎杖浜の海の別邸ふる川とアイヌ民族博物館などでも取り扱いを依頼する。韓国では焼酎に漬け込むなどなじみのある食材として知られているといい、「海外観光客に加え、道内外の人たちにも白老をアピールしたい」と語る。
波多さんはアイヌ民族が食材などに使っていたことにも注目。アイヌ語で「チルムク」と呼び、食用などに利用していたことを学んだといい、白老ならではのアイヌ食文化を伝えることも販売の大きなきっかけになったという。
当面は年間600袋を販売する予定で、「今年は町内に新たな畑を整備して生産体制を拡大する。2年後には1500袋を販売できる体制にしたい」と意気込みを語っている。
問い合わせは創作一心 電話0144(82)6820。
http://www.tomamin.co.jp/2014018695