先住民族関連ニュース

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米サンディエゴ市民団体、姉妹都市提携55周年記念しブロンズ像贈呈/横浜

2012-11-23 | 先住民族関連
カナロコ 2012年11月22日
 米国・サンディエゴ市の市民団体「サンディエゴ横浜姉妹都市協会」は21日、姉妹都市提携55周年を記念し、横浜市にブロンズ像を贈った。像には両市民の友情を未来に引き継ぎ、発展させていくという願いが込められているという。
 ブロンズ像は、米国先住民族の彫刻家アラン・ハウザーの作で、作品名は「Patience」(忍耐)。縦約40センチ、横約90センチ、高さ約40センチで、人間が何かに包まれているようにも見える。
 21日に市役所で開かれた除幕式で、同協会のカネコ・ビショップ会長が「この彫刻のように、米国先住民族は手足の自由を奪われたような苦難の人生だったが、柔和な心で平和を築いた。東日本大震災に直面した皆さまにこれを贈りたかった。友好のシンボルとして贈呈させていただきます」とあいさつした。
 林文子市長は「今後も両市の交流の絆を強めたい」と、交流促進を誓った。佐藤茂市会議長も「協会の皆さんの横浜への熱い思いが両市の関係を支え、発展させてきた」と述べた。
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1211220048/

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米先住民の岩面彫刻、破壊され盗まれる カリフォルニア

2012-11-23 | 先住民族関連
AFPBB News-2012年11月22日 18:37 発信地:ロサンゼルス/米国
【11月22日 AFP】米カリフォルニア(California)州東部の砂漠にある3500年前の岩面彫刻が何者かによって損傷させられ、4か所では彫刻の一部が剥ぎ取られて盗まれる事件があった。遺跡管理当局では懸賞金1000ドル(約8万3000円)を掛けて犯人逮捕につながる情報提供を呼びかけている。
 米内務省土地管理局(BLM)のカリフォルニア州ビショップ(Bishop)事務所が20日に明らかにしたところによると、破壊されたのは「ボルケニック・テーブルランド(Volcanic Tablelands)」と呼ばれる遺跡で、米先住民の聖地と考えられている。シカやヘビ、弓矢を手にした狩人たちの姿が3500年前の狩猟民の手で岩に刻まれ、何世紀も風雨や洪水、地震に耐えてきた。グレートベイスン(Great Basin)の岩面彫刻を代表する遺跡だという。
 盗まれた4点の彫刻はそれぞれ縦横60センチメートルほどで、セメント切断用の電動のこぎりで表面を剥ぎ取られていた。高さ約4.6メートルの岩壁から切り取られたものもあり、はしごや電動機も犯行に使われたとみられる。
 他にも深い切り込みやハンマーで傷つけられた跡が残る彫刻が数十点あり、イースタンシエラ(Eastern Sierra)の駐車場のそばには剥ぎ取る際に割れたため捨てられたとみられる彫刻もあったという。
 BLMビショップ事務所の考古学者、グレッグ・ヘーバーストック(Greg Haverstock)氏は米紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)に対し、犯人たちが彫刻を「たたき割り、奪い取った」と述べ、同事務所の管轄で起きた「史上最悪の文化財破壊行為だ」と非難した。
 BLMビショップ事務所のベルナデット・ロバト(Bernadette Lovato)所長によると、彫刻の損壊と盗難は10月31日に同遺跡を訪れた人が発見した。通報を受け、ロバト所長は事件について地元先住民の長老たちに連絡したが、「これまでの人生で最もつらい電話だった。彼らの文化と信念がひどく侵害されたのだ。盗まれた彫刻を取り戻すため全力を尽くす」と語っている。(c)AFP/Michael Thurston
http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2912791/9871767?ctm_campaign=txt_topics

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BS番組「地球千年紀行~先住民族の叡智に学ぶ~」2012年11月25日(日)に放送~パナソニック一社提供番組

2012-11-23 | 先住民族関連
News2u.net (プレスリリース)-2012年11月22日 15時30分
パナソニックグループ
パナソニック一社提供のBS番組「地球千年紀行~先住民族の叡智に学ぶ~」が、2012年11月25日(日)に放送されます。
この番組は、環境問題の第一人者である月尾嘉男 東大名誉教授が世界の先住民族たちの文化や暮らしから、私たちが直面する環境問題のヒントを探る、知的情報番組です。
2008年より番組放送がスタートし、今回は24回目となります。
「環境革新企業」をビジョンとして掲げているパナソニックは、地球環境問題をテーマにした良質な番組を視聴者の皆様にお届けしたいという思いから、番組を提供しています。
週末の夜に、ぜひご覧下さい。
■番組名
「地球千年紀行 ~先住民族の叡智に学ぶ~」
■放送局・放送日時
BSTBS 2012年11月25日(日)22時~22時54分
■出演 
月尾嘉男(東京大学名誉教授)
■テーマ・内容
「遊牧の民・ベルベル人(後編) ~苛酷な環境で支えあって生きる~」です。 アフリカ北西部(モロッコ近辺)で、家畜とともに牧草地を求めて生きる先住民族・ベルベル人を取材し、現代社会が抱えるさまざまな問題に焦点を当てます。
家族が助け合い、近隣の仲間と互いに補い合いながら今なお遊牧生活を送るベルベルの人々を、月尾嘉男教授が訪ねます。世界でも有数の乾燥地帯という、苛酷な環境に適応してヤギや羊と共に生きるための数々の知恵を紹介してまいります。
■番組サイト
http://www.bs-tbs.co.jp/app/program_details/index/KDT0802400
関連URL:http://panasonic.co.jp/ad/program/
月尾嘉男 東大名誉教授が世界の先住民族たちの文化や暮らしから、私たちが直面する環境問題のヒントを探る

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新聞に見るアイヌ民族史 苫小牧

2012-11-23 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 11/22 16:00)
 【苫小牧】苫小牧在住の元新聞記者でアイヌ民族の文化などを研究している宮夫(みやぶ)靖夫さん(70)が、胆振・日高地方を中心にしたアイヌ民族に関わる新聞記事40年分を年表にまとめた冊子「新聞に見るアイヌ民族の足跡」を発行した。
 宮夫さんは静内高校に在学中、同校教諭でアイヌ民族研究者の故藤本英夫さんとともに古老宅への訪問に同行。それ以来、アイヌ民族の伝統文化に関心を持ち、50年以上研究を続けている。
 年表は、宮夫さんが所属する苫小牧郷土文化研究会初代会長の故門脇松次郎さんが長年続けていた新聞の切り抜きがきっかけ。1991年以降は宮夫さんが引き継ぎ、「次世代の人がアイヌ民族の歴史や文化を学ぶ参考書として活用してほしい」と作成を決めた。
 72年から2011年まで北海道新聞の胆振、日高版を中心に、全国紙や道内、東北の地方紙などに掲載された記事を要約。掲載年月日ごとに時系列でまとめた。宮夫さんは「この40年で伝承者が次々に亡くなっている。編集作業を通し、あらためて文化の継承が重要と痛感した」と話している。
 アイヌ文化振興・研究推進機構(札幌)の助成を受け、200冊発行。A4判314ページ。非売品。苫小牧市内の小中高校に寄贈したほか、同市中央図書館や胆振、日高地区の博物館や資料館で閲覧できる。(阿部里子)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/421545.html

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アイヌ民族影絵劇、道内で 神話の英雄伝、来月1日に白老公演

2012-11-23 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 11/22 07:50)
 【白老】アイヌ民族の神話を基にした影絵劇「ポロ・オイナ ~超人アイヌラックル伝~」が12月1日、胆振管内白老町で道内初上演される。アイヌ民族の伝統楽器トンコリ演奏家のオキさんらが昨年12月、東京で行った公演を改良し、「完全版」と銘打って披露する。
主人公の半神半人の超人アイヌラックルが魔神に捕らえられた女神を救出する物語。東京公演が好評だったことから道内でも行うことにした。<北海道新聞11月22日朝刊掲載>
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/421429.html

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【白老】アイヌ民族の医療に献身した高橋房次 故郷・小山市の博物館で来春企画展

2012-11-23 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2012年 11/21)
 白老町のアイヌ民族へ献身的な医療を捧げた医師・高橋房次(1882~1960)。貧しい人から治療代を取らない、寝る間を惜しんで往診に駆けつける―など数々の逸話を残し、今も町民に敬愛される功績を広めたい―と、故郷・栃木県小山市の小山市立博物館が、房次を題材にした初めての企画展を来春に計画している。
 今月中旬には同館の職員が来町し、房次と親交のあった人々への聞き取り調査などをした。一連の企画を通じ、県内における房次の再評価やアイヌ民族の認知度アップにつなげたい考えだ。
 没後も伝記や町民劇の題材になるなど、地元では広く功績を知られているが房次だが、小山市では「大々的に取り上げられたことは今まで無く、存在を知らない人がほとんど」(同館)という。2009年、町内のアイヌ刺しゅうサークル「チシポの会」(石井シゲ会長)が同市で作品展を開いた際に房次の写真を展示したことでその生涯が同館関係者にも知られ、開館30周年を記念した今回の企画テーマに取り上げる運びとなった。企画展は来年4月13日から6月16日まで開催予定。
http://www.tomamin.co.jp/2012s/s12112102.html

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鮭を獲るか金を掘るか、アラスカで対立

2012-11-20 | 先住民族関連
National Geographic News November 19, 2012
 アメリカ、アラスカ州南岸の都市アンカレッジから南西へ400キロほど移動すると、サケが回帰する河川域が約10万平方キロに渡って広がっている。夏の数週間、ブリストル湾には、海で成長した3000万~4000万匹のベニザケが戻り、5つの河川を駆け上がって太古の昔から繰り返されている生命の再生をまっとうする。しかし近年、アラスカ最大のイリアムナ湖から北へ数キロ、サケが産卵する河川上流部に世界最大級の鉱床が見つかり、「サケをとるか、黄金をとるか」の大論争が巻き起こっている。新発見の鉱床には、約3600万トン銅と約3000トンの金が眠っているという。
 合名会社「ペブル」を設立したノーザン・ダイナスティ・ミネラルズ社(カナダ)とアングロ・アメリカン社(イギリス)は、現地で大規模な開発を行う予定だ。幅3キロ、深さ500メートル程度の露天掘り、同規模の地下採掘、鉱石を砕いて金属を含む精鉱と廃石(尾鉱)に選別する工場、廃石をためておく廃石池などがプランに示されているが、野生動物やその生息地に深刻な被害はないと主張している。
 反対派は、先住民団体や漁業者、村議会、地元住民、アウトドア用品メーカー、自然保護団体などが大同団結。経済的利益より環境保護の方がはるかに重要で、開発が進めばサケへの影響が計り知れないと訴えている。
 両陣営はこれまで、請願活動や法案提出、訴訟、広報などさまざまな活動を行ってきたが、対立はようやく最終局面に入ったようだ。少なくとも、アラスカ州経済の行方を左右する資源開発論争はターニング・ポイントを迎えている。
◆州から国へ
 2012年5月、アメリカ環境保護庁(EPA)は、ブリストル湾流域圏の鉱山開発に関する環境影響評価書(草稿)を公開。少なく見積もっても、原始のまま残る河川が90キロから140キロにわたり破壊され、周辺の湿地約1000ヘクタールも失われる可能性があるという。最も懸念されるのは廃石池の決壊だ。酸性水や重金属がサケの産卵場所に流れ込み、回復不能なダメージを被ることになる。
 アラスカ州当局やペブル社はこの内容を直ちに否定。非難の的になったEPAでは、この件に関するパブリック・コメントを募集した後、さらに環境評価プロセスの妥当性を確保するため、利害関係のない科学者12人から成る評価委員会を設置。11月9日に公開された報告書は、おおむね、EPAの環境評価の信頼性を裏付ける内容だった。ある委員は、「長期の開発を考えれば、これでも過小評価かもしれない」と論じている。
「鉱山開発にはリスクが付きもの。委員会の報告書が出たところで、プロジェクトが必ず中止になるわけではない」と、元アラスカ州議会上院議員(共和党)のリック・ハルフォード(Rick Halford)氏は言う。筋金入りの開発推進派だった同氏は、議員引退後に姿勢を180度転換、現在は北米のサケ・マス類の漁場と流域の環境保護を目的とする団体「トラウト・アンリミテッド(Trout Unlimited)」などと協力して、プロジェクト中止に尽力している。「現行プランでの開発はかなり難しくなったのではないか」とも話している。
Edwin Dobb for National Geographic News
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20121119001&expand#title

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音楽と影絵によるアイヌの神話世界、音楽演奏にOKI、マレウレウら

2012-11-20 | アイヌ民族関連
CINRA.NET 2012/11/19 19:38
音楽と影絵によるプロジェクト『アイヌ影絵プロジェクト 2012 ポロ・オイナ~超人アイヌラックル伝~<完全版>』が、11月24日に東京・吾妻橋のアサヒ・アートスクエアで上演される。
同公演は、アイヌの神話を題材にした物語を、大きなスクリーンに映し出される影絵と、アイヌ音楽のライブ演奏によって描くもの。完全版と銘打つ今回は、昨年行われたプレ公演を発展させた内容になる。
影絵パフォーマンスを担当するのは、バリ島の伝統芸能をもとにした活動を展開しているグループ「ウロツテノヤ子」の影絵に特化したユニット「ウロツテノヤ子バヤンガンズ」、影絵演出はアメリカの影絵演出家ラリー・リードのプロダクション「ShadowLight Productions」が務める。また、演奏者にはストーリー原案やキャラクター原案も手掛けたOKIをはじめ、MAREWREW、川村亘平斎が名を連ねている。構成と脚本は小谷野哲郎(ウロツテノヤ子)が担当。チケットは現在発売中だ。
なお、同プロジェクトから生まれたiPhoneケース『アイヌラックル』と『モンスター』が、CINTA.STOREで本日11月19日から販売されている。
『アイヌ影絵プロジェクト 2012 ポロ・オイナ~超人アイヌラックル伝~<完全版>』
2012年11月24日(土)OPEN 18:30 / START 19:30
2012年11月25日(日)OPEN 16:00 / START 17:00
会場:東京都 吾妻橋 アサヒ・アートスクエア
影絵演出:ラリー・リード
ストーリー原案:OKI
構成・脚本:小谷野哲郎
影絵デザイン:OKI、川村亘平斎
音楽:OKI、MAREWREW、川村亘平斎
影絵パフォーマンス:ウロツテノヤ子バヤンガンズ(小谷野哲郎、川村亘平斎、山岸テムペイ、上原亜季)
料金:全席自由 予約3,500円 当日4,000円
http://www.cinra.net/news/2012/11/19/193825.php

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遺跡発掘、アイヌ民族と共に 加藤博文教授

2012-11-20 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2012年11月17日
●北海道大学アイヌ・先住民研究センター 加藤博文教授(46)=パブリック考古学
 「過去(歴史)は誰のものか」――。遺跡のある地域社会や、歴史文化遺産を受け継ぐ先住民族との関係を重んじ、積極的に研究成果を還元しようとする「パブリック(公共)考古学」を提唱する。
 2011年夏から礼文島北部の遺跡で、7年間にわたる国際的な発掘調査に携わっている。目的は、約1400年前に、北からやって来た海洋民族(オホーツク人)の研究だ。
 調査に先立ち、発掘予定地では北海道アイヌ協会のメンバーにより、遺跡に眠る祖先の霊に祈りを捧げる儀式・カムイノミが行われた。儀式は、祖先の遺骨が埋まっているかもしれない土地を掘り起こすことに許しを請うものだった。さらに、後日、北大で開かれた一連のシンポジウムなどにもアイヌ民族代表を招き、成果を報告したり、意見を交わしたりした。
 道内の遺跡発掘で、事前にアイヌ民族の儀礼を行うことは珍しくない。
 しかし今回の国際的な調査では、さらに踏み込んで同協会と「研究にアイヌ民族を参加させ、アイヌ民族の歴史についての研究成果を、アイヌ民族全体と日本社会に普及させる」ことなどを約束した協定を結んだ。「北海道の考古学者は、誰の歴史を調査しているのか、その成果を誰が求めているのか、誰のための歴史を構築するのかを自覚する必要がある」と考えるからだ。
 先住民族への敬意と共に、地域社会との関係も大切だ。同島では、小中高校生を発掘現場に招いたり、郷土博物館の展示充実に協力したりする予定だ。今春、考古学博士号を持つ岡田真弓さん(30)をセンター研究員に迎え、「パブリック考古学」の考え方をより効果的に展開しながら、これらのプログラムのさらなる充実を図っている。
 北海道の先住民族の歴史文化遺産の保護には、本州中心の、いわゆる「日本文化」の基準や価値観とは別の尺度が必要だと考える。だから北海道こそ、歴史文化遺産の評価や保存管理・利用についての多様な視点や手法を議論する場にふさわしい、とも。
 夕張市生まれ。筑波大、島根県立大を経て2001年に北大へ。猿払村の旧日本軍の飛行場跡地周辺で、日韓合同で行われた朝鮮人労働者の遺骨発掘作業にも参加した。過去を掘り起こしながら、現在に向き合う姿勢は変わらない。(宮永敏明)
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000491211190001

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衛藤・衆院副議長、二院制を批判 日本の民族構成例えて

2012-11-18 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2012年11月16日22時4分
 衛藤征士郎衆院副議長は16日、衆院解散後の会見で「我が国は大和民族とアイヌ民族の二つの民族から構成されている」と主張した上で、「欧米などの多民族国家では二院制が考えられるかもしれないが、(日本では二院制が)国の勢いにブレーキをかけたのではないかと反省している」と持論を展開した。
 衛藤氏は熱心な一院制論者として知られる。衆院と参院で多数派が違うねじれ国会で審議が停滞したことへの反省から、日本の同質論を主張して国会改革を訴えたものと見られる。
http://www.asahi.com/politics/update/1116/TKY201211160773.html

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時田さんが10冊目の歌集 帯広

2012-11-17 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 11/15 16:00)
 【帯広】畑作の傍ら作歌を続ける帯広在住の歌人時田則雄さん(66)の10冊目となる歌集「オペリペリケプ百姓譚(ひゃくしょうたん)」(短歌研究社)が今月上旬に刊行された。生涯のテーマである「農」のほか、造詣の深いアイヌ民族をテーマにした作品など340首を収めた。時田さんは「十勝にこだわり続けてもう10冊目かという感じ。自在の境地を楽しんでほしい」と話している。
 帯広の農家に生まれた時田さんは、帯広農業高時代に作歌を開始。帯畜大卒業後はカボチャやナガイモなどを育てながら、十勝の風土に根ざした短歌を作り続け、2009年に歌集「ポロシリ」で読売文学賞を受けるなど、常に歌壇の第一線で活躍してきた。
 タイトルの「オペリペリケプ」とはアイヌ語で「帯広」の意味。歌集には「春は一気に足の裏からやつて来て俺は力の塊となる」「春泥のこびりつきたる長靴を履きゐる妻の顔新しき」など農作業の日常風景を詠んだ歌、「水がうまい、空気がうまい そりやさうだ オペリペリケプの樹なのだ 俺は」といったアイヌ語を生かした作品など、2年前から雑誌に発表した連載を中心に編集した。
 時田則雄さんの研究者で清水町在住の三澤吏佐子さんは「農業だけでなく、アイヌ文化に対する興味も読み取れる歌集」と評価。時田さんは「この年になってやっと七五調にとらわれず、自由なリズムで言葉を使えるようになってきた。今後はアイヌ民族の精神文化を取り入れて、新しい境地を開拓したい」と意欲は尽きない。
 四六判、192ページ、3千円(税別)。問い合わせは、短歌研究社(電)03・3944・4822へ。(佐々木馨斗)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/419775.html

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アイヌ民族の文化に触れて 道南マウコピリカの会 18日、函館で集い

2012-11-16 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 11/15 16:00)
 NPO法人を目指している「道南マウコピリカの会」(加藤敬人理事長)は18日午後1時から、函館市総合福祉センター(若松町33)で、アイヌ文化交流の集い函館「イランカラ☆テ」を開き、同会が取り組んでいく活動を初めて披露する。加藤理事長は「アイヌ文化を残すため、協力しながら地域にも貢献していきたい」と話している。
 同会呼びかけ人の加藤理事長は、北海道アイヌ協会函館支部長も務めている。アイヌ民族と他の民族がともに手を取り合って文化を継承し、町づくりに貢献しようと4月に発足した。会員は函館を中心に道南の市民ら16人。加藤理事長は「(アイヌ協会函館)支部として活動していく中で、アイヌ文化が無いとされていた函館にアイヌ件文化が脈々と続いていることが分かってきた」と話す。
 現在はNPO法人取得の申請中。今後は市や旅行代理店など関係機関と協力して、函館を訪れる修学旅行生や観光客と、伝統舞踊などのアイヌ文化を通じて交流を図る計画を進める。
 初イベントは、アイヌ民族の存在と文化の素晴らしさを知ってもらおうと、北海道アイヌ件協会函館支部と共催。胆振管内白老、むかわ両町や札幌などの子供から70歳のお年寄りまででつくる「アイヌ民族舞踊リムセの会」、郷土芸能に取り組む「民族歌舞団こぶし座」(函館)、アイヌ民族の文化を継承しながら音楽活動に取り組む「ピリカモシリプロジェクト・ReRa」(函館)の3組がステージを披露する。
 また、高校生以下の先着100人を対象にムックリを配布し、実際に音を出してもらう。参加無料。加藤理事長は「函館で、各地域のアイヌ民族の踊りが楽しめる状況をつくり、観光地ならではのアイヌ件文化を発信していきたい」と話している。(押野友美)
(注)☆は小さい「プ」
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki2/419773.html

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ネパールの少数言語、母語の消滅を憂う「最後の話者」

2012-11-15 | 先住民族関連
AFPBB News-2012年11月14日 16:19 発信地:カトマンズ/ネパール
【11月14日 AFP】ネパール西部の先住民族クスンダのギアニ・マイヤ・セン(Gyani Maiya Sen)さん(76)は、自分が死の間際に発する言葉が世界で最後のクスンダ語になるのではないかと心配している。
 センさんはAFPとの電話インタビューでこう語った。「母語ではもう誰とも話せなくなってしまった。母親とは(クスンダ語で)話していたけれど、1985年に母が亡くなってからは私1人です」
 しかし華奢で骨ばったこの女性が今、世界中の言語学者たちの新たな注目を集めている。起源が不明で独特の構文を持つクスンダ語は、長年にわたり専門家たちを悩ませてきた。学者たちは今、センさんが亡くなった後もクスンダ語を後世に残す方法を模索している。
 かつて森の中で狩猟生活を送っていたクスンダの人びとは、現在では全体で100人程度しか残っていない。センさんはネパール西部ダン(Dang)郡の地元当局が建てたコンクリート製のバンガローで余生を送っている。
 中国とインドに挟まれたネパールには、100を超える民族が暮らしている。これら民族はそれぞれ異なった言語を話すが、言語学者によるとこの数十年でその中の少なくとも10言語が消滅した。国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)はネパール国内で話される言語のうち61言語を「消滅危機」に、クスンダ語を含む6言語を「消滅寸前」に分類している。
 首都カトマンズ(Kathmandu)にあるトリブバン大学(Tribhuvan University)のマダブ・プラサド・ポカレル(Madhav Prasad Pokharel)教授(言語学)は「言語は文化の一部。消滅すれば、話者は自分たちの遺産や歴史だけではなく、アイデンティティーも失うことになる」と語る。ポカレル教授によると、クスンダ語は世界中のどの言語とも近縁関係になく他言語の影響も受けていない「孤立言語」と呼ばれる言語の1つ。
 クスンダ語には最近までもう2人の話者がいた。プニ・タクリ(Puni Thakuri)さんとその娘のカマラ・カトリ(Kamala Khatri)さんだ。トリブバン大学は10年前、タクリさんとカトリさんを招き、クスンダ語を記録・保存するプロジェクトを開始したが、資金が底を付き中止に追い込まれた。タクリさんは2年前に亡くなり、カマラさんは仕事を求めてインドへ移住したため、残されたクスンダ語の母語話者はセンさん1人になってしまった。
 そのプロジェクトに新たな息吹を与えたのはポカレル教授の教え子、ボジラジ・ゴータム(Bhojraj Gautam)氏だ。ゴータム氏は数か月かけてセンさんが話すクスンダ語を録音し、その過程で基礎的なクスンダ語を話せるようになった。
 オーストラリア研究会議(Australian Research Council)が資金援助するこのプロジェクトの一環として、ゴータム氏はすべての言葉を書き留めており、ゆくゆくはクスンダ語の辞書と文法書としてまとめたいと話している。
 最初は誤ってチベット・ビルマ語派に分類されていたクスンダ語には3つの母音と15の子音があり、その言葉にはクスンダの人びとの歴史や文化が反映されている。「彼らは自分たちのことを『トラ』を意味する『myahq』と呼ぶ。自分たちを森の王だと思っているからだ」(ポカレル教授)。またクスンダ語には「緑」を意味する言葉がない。森に囲まれて暮らしてきたため、「緑」に呼び名が必要なものとみなされなかったからだ。しかしこの数十年、クスンダの女性はよその民族に嫁ぎ、ネパール語を話す者も増えたため、クスンダの血筋と共にその言葉も滅びつつある。
 ネパールでは初の総選挙で成立した内閣をマヘンドラ国王(King Mahendra)が1960年に解散させ、その後30年にわたり政党のない独裁体制を敷いた。その間、ネパール語以外の言語の使用は抑圧された。
 その後、毛沢東主義派による10年に及ぶ武装闘争が終結した2006年になってマイノリティーの権利に再び焦点が当てられ、先住民の人びとは自分たちの言語や文化の保存に乗り出した。
 クスンダ語にとって時はすでに遅すぎたのかもしれない。だがポカレル教授は、消滅しつつあるネパールの他の言語を守るためには国の専門機関を設立する必要があると訴える。「母語話者でない人びとに言葉を伝えていくことが重要。それだけが言語を救う唯一の方法だ」(c)AFP/Deepak Adhikari
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2911634/9819573

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先住民地区で凶悪犯罪急増=警官・予算減で治安悪化に拍車-米報道

2012-11-15 | 先住民族関連
(時事通信 2012/11/14-14:44)
 【ニューヨーク時事】米国の先住民居留地で凶悪犯罪が急増しているのに、政府が居留地の法執行予算を減らし、警官の減員で治安悪化に拍車が掛かっていると13日付の米紙ニューヨーク・タイムズが伝えた。居留地では殺人やレイプの発生率が全米平均の20倍を超えたとされるが、オバマ政権下ではそれ以前に比べ、凶悪犯罪の捜査そのものが行われないことが多くなったという。
 司法省の統計などを基に報じた。アリゾナ州など3州にまたがる広大な「ナバホ居留地」(人口約18万人)ではレイプ犯罪の増加が深刻で、2009年の1年間に報告された発生件数は年間374件と、大都市デトロイト(335件)を上回った。
 一方で、居留地に割かれる法執行関連の人員や予算は削減。アリゾナ州の「アパッチとりで居留地」は東部のデラウェア州より広いにもかかわらず、警官は2000年にわずか36人、今では30人しかいない。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012111400502

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ニュージーランド先住民族の音楽と現代ポップスの融合、ダドリー・ベンソン来日ツアー

2012-11-15 | 先住民族関連
CINRA.NET(シンラドットネット)-2012/11/14 11:43
ニュージーランドの音楽家ダドリー・ベンソンの来日ツアー『WEATHER presents Dudley Benson Japan Tour 2012』が、11月23日に東京・渋谷の7th FLOOR、11月25日に京都のcafe etwで開催される。
ダドリー・ベンソンは、ニュージーランドの先住民族マオリの音楽や伝統的なフォークミュージックと、ポップスやHIP HOPといった現代的な要素を融合させた音楽を奏でるアーティスト。今年7月にマオリの伝統楽器奏者らをフィーチャーしたアルバム『The Awakening』と、マオリの作曲家・詩人のヒリニ・メルボルンによる楽曲を、ヴァシュティ・バニヤンらをゲストに招いて独自に解釈した作品『Forest: Songs by Hirini Melbourne』を、2枚同時に日本でリリースした。
今回の来日ツアーの東京公演では、木下美紗都、石塚周太(detune.)、Jimanica(d.v.d)によるトリオ「木下美紗都と象さんズ」が蓮沼執太を加えた編成で出演するほか、WEATHERMANこと批評家・佐々木敦がDJを担当。また、京都公演では今年10月に初ソロアルバムをリリースした小島ケイタニーラブ(ANIMA)が出演する。チケットの詳細はHEADZのオフィシャルサイトで確認しよう。

『WEATHER presents Dudley Benson Japan Tour 2012』
2012年11月23日(金・祝)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:東京都 渋谷 Live & Bar SHIBUYA 7th FLOOR
出演:Dudley Benson 木下美紗都と象さんズ と 蓮沼執太
DJ: WEATHERMAN(佐々木敦)
料金:前売3,000円 当日3,500円(共にドリンク別)

2012年11月25日(日)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:京都府 京都 cafe & gallery etw
出演:Dudley Benson 小島ケイタニーラブ(ANIMA)
定員:30名
料金:前売2,500円 当日3,000円(共にドリンク別)
http://www.cinra.net/news/2012/11/14/114328.php

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