先住民族関連ニュース

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アイヌ木彫匠館、来春開館 赤平

2012-11-15 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 11/02 16:00)
 【赤平】健康食品製造販売のコスモバイオス(赤平)を母体としたNPO法人「元気の丘」(菊地真悟理事長)が来春、市内幌岡町の同社敷地内に「アイヌ木彫匠(たくみ)館」を開館する。阿寒湖畔に住むアイヌ民族彫刻の第一人者藤戸竹喜さんの作品21体がすでに運び込まれており、「藤戸さんの世界を多くの人に見てほしい」という。
 菊地理事長は同社社長で40年前から油絵をたしなむ。24年前の正月休みにスケッチブックを手に屈斜路湖を訪れたのを機にアイヌ文化に興味を持ち、藤戸さんとも交流を深めるうち、同社で作品を預かることになった。NPO法人を設立、匠館の整備を進めてきた。同法人の石井敏裕理事は「全国で活躍する藤戸さんの作品を展示することで地域貢献したい」と話す。
 藤戸さんはすでに完成していた熊や魚の作品のほか、オホーツク管内置戸町産の大木から彫りだした高さ3メートルを超えるトーテムポール3体も1年かけて作り、預けてくれた。同社事務局があった建物の1階と地下1階の計約70平方メートルを使い、10月までに設置が完了。トーテムポールは前庭と玄関前にも置いた。
 開館は来年4月で入館料は500円を予定。菊地社長の作品を並べたギャラリー「しばれ雪描く」も同時開館する。(荒井友香)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/416527.html

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[10/27]ウレシパ・フェスタを開催しました

2012-11-15 | アイヌ民族関連
札幌大学-2012/11/02
10月27日に第3回ウレシパ・フェスタ(主催:ウレシパクラブ,後援:北海道,札幌市,札幌市教育委員会)を本学プレアホールで開催し、約130人の方々にご来場いただきました。
今回の基調講演は、北洋銀行会長横内龍三氏による「コタンコロカムイの呟き」でした。コタンコロカムイ(=村を持つ神)はシマフクロウを指すアイヌ語で、アイヌ民族は古くから最高位の神として崇めてきました。パネルトークでは、横内氏、本田優子(本学副学長)、早矢仕有子(同法学部教授)が、シマフクロウについてさらに具体的に語り合いました。
続いて、佐藤亜紀子氏(NPO法人コンカリーニョ)による「アイヌ民話の語りとスライド公演」(構成:遠州まさき氏,協力:札幌市こどもの劇場やまびこ座)を上演しました。
ウレシパ・スチューデントの発表では、映像を用いて1年間の活動報告を行うとともに、アイヌ民族の伝統衣装を纏い、アイヌの伝統的な歌や踊りを披露しました。
終了後は、第2部として本学大学会館リンデンホールイースト2階で懇親会を開催しました。ウレシパクラブのメンバーだけでなく、学外の方々も次々に舞踊を披露され、総勢60人の和やかで楽しい集まりとなりました。
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
http://www.sapporo-u.ac.jp/news/topics/2012/1102132011.html

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ロジャー・コーマン、東京国際映画祭審査を総括 宣伝の充実を提言

2012-11-01 | 先住民族関連
映画.com 10月31日(水)17時0分配信
 和やかな雰囲気の中で選考ができた。主要な賞に関しては、ほぼ満場一致で決まった」。節目となる第25回東京国際映画祭のコンペティション部門で審査委員長を務めた監督・プロデューサーのロジャー・コーマンは胸を張った。フランス映画「もうひとりの息子」が最高賞の東京サクラグランプリと最優秀監督賞をダブル受賞。韓国映画「未熟な犯罪者」が審査員特別賞と最優秀男優賞の2冠と、受賞作が偏った嫌いもあるが、コーマンは「選考の基準となったのは、映画の質のみ」と揺るぎない自信をのぞかせていた。
 製作・監督した作品は600本以上に上り、独立映画の神、B級映画の帝王と称される重鎮。審査員の滝田洋二郎監督も「ビッグ・ダディ」と呼んで慕う御大は、終始にこやかな笑みを浮かべながら総括した。「1000本以上の中から選ばれた15本は、それぞれの国の文化、政治的な考え、信念の違いがよく出ていた。これまで多くの映画祭で審査員を経験してきたが、これほどフレンドリーな環境で和やかな選考ができたのは初めて。選考は各賞ごとに審査員に3本ずつ順位をつけて挙げてもらったが、その3本とも一致しているくらいスムーズで、主要な賞は満場一致で決まった。こんなことは珍しい」
 結果は「もうひとりの息子」と「未熟な犯罪者」が主要部門を分け合った形。両作品に共通するのは、苦難を乗り越えて希望を見いだそうとする人間の強さだ。「選考の基準はとにかく映画の品質。『もうひとりの息子』は、1948年から紛争が始まりいまだに続いているイスラエルとパレスチナの問題について、双方を平等のバランスで見せている。政治的な背景だけでなく、微妙でセンシティブな題材を扱い、葛藤の中での希望、人間は皆平等であるということを私たちに伝えてくれた。『未熟な犯罪者』も、近代においてはどの国でも問題としてある社会の一番底辺のところに生まれてしまった人々の、ほとんど希望がない状態を描きながら、ラストシーンでもしかしたら希望があるのではと感じさせてくれる作品だった」
 だが、ひとつの作品に複数の賞を贈ると、国際映画祭では往々にして有力な作品が少なかったと見られる傾向がある。これに対しては、「まったく気にしていない」と断言する。「選考の基準はとにかく映画の品質。審査員同士の話し合いで、グランプリ作品の監督は素晴らしい演出をしたわけだから必然的に監督賞につながるということも決めていた。そういう意味では、満場一致だったんだ。あえて言えば、最優秀男優賞に関しては『NO』のガエル・ガルシア・ベルナルも候補だった。一番困難だったのは最優秀女優賞で、随分多くの名前が挙がっていたのは事実だ」
 日本から出品された「フラッシュバックメモリーズ 3D」は観客賞を受賞。審査員の選考からは漏れたが、コーマンは「アイ・ライク・ザ・フィルム・ベリー・マッチ」と個人的に高い評価をしている。
 「音楽が非常に良かった。私も年だから、もうちょっと音楽が長かったらどうかなと思ったけれど、今までああいう音楽があることを知らなかった。そして、あの楽器(ディジュリドゥ)。オーストラリアの先住民のものだそうだが、それを日本のパフォーマーが演奏しアンダーグラウンドのスターになっていく非常に面白い作品だったと思う。この作品でも、ひとつ言えることは希望。交通事故に遭ったGOMAさんがパフォーマーとしてカムバックしたのだから。そして3Dもぴったりだった、特にあの楽器が画面から突き出てくるところなんか、テクニカルな面においても背景のイメージを非常にうまく作っていた」
 コーマンは、1994年の第7回大会(京都開催)でヤングシネマ・コンペティションの審査委員長を務めた。それから18年、世界における東京国際映画祭の存在をどのようにとらえているのだろうか。「あの頃に比べれば、非常に洗練された素晴らしい位置まできていると思う。作品も、いいものがたくさんあった。何かひとつ足りないとしたら宣伝。もっと世の中の人に“東京国際映画祭ここにあり”という、パブリシティをしたらいいんじゃないか」
 東京国際映画祭は節目の第25回を終えた。来年からは新たなチェアマンを迎え、次のステップへと踏み出す。コーマンは総論として、国際映画祭の意義、役割について言及し締めくくった。
 「映画祭は、いろいろな国の文化が紹介される、本当に品質のいい映画が集まる場。今回は賞の対象にならなかったが、個人的にはインドネシアの『ティモール島アタンブア39℃』が好きだった。なぜなら、インドネシアの映画は商業的に成功して、世界中の人が見られるものではない。映画祭だからこそ、見ることができるからだ。非常に素朴な社会の出来事を見ることができたし、国際映画祭は一方でドイツやスカンジナビア諸国の近代的な社会を描いているものもある。とりあえず思うのは、どこの映画祭であろうと一番大事なのは作品が観客を楽しませること。そして、その中から何か心に響くような感情をもたせられればいい」
http://eiga.com/news/20121031/12/

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ビビアン・スーが個人的に出資 台湾歴史大作「セデック・バレ」来春公開

2012-11-01 | 先住民族関連
映画.com 10月31日(水)14時0分配信
 台湾の歴史大作映画「セデック・バレ」が来春、「第一部:太陽旗」と「第二部:虹の橋」の2部構成で劇場公開されることがわかった。提供はマクザム、配給は太秦が担当する。
 本作は、「海角七号 君想う、国境の南」をいきなりメガヒットさせたウェイ・ダーション監督による最新作。日本統治下の台湾で起きた、台湾先住民・セデック族による抗日暴動「霧社事件」を映画化したもの。第一部の「太陽旗」では、日本の統治下で独自の文化をないがしろにされ、苦しい生活を強いられてきたセデックの人々が、あるいさかいをきっかけに部族の誇りをかけ武装蜂起するまでを、第二部「虹の橋」ではセデック族の人々の間で「死後に渡る」と信じられてきた虹の橋を象徴とし、蜂起した彼らに対する日本の警察および軍部の報復、そしてそれらがもたらす多大なる犠牲と悲劇が生々しく描かれる。
 ウェイ監督は、本作を撮影するために「海角七号」を製作し、自らの実力を証明して見せた経緯がある。今回は、「レッドクリフ」のジョン・ウーを製作に迎え、前作に比べて資金は集まったものの、村ひとつまるごとオープンセットを組み上げるなどし、全てにこだわった結果、製作費が底を突く事態となり、祖母が原住民族出身であるビビアン・スーが不足分を個人的に出資したというエピソードがある。
 出演はリン・チンタイ、ダーチンなど。日本からも安藤政信、木村祐一、河原さぶが出演している。(文化通信)
http://eiga.com/news/20121031/9/

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アイヌ、琉球は縄文系=本土は弥生人との混血-日本人のDNA解析・総研大など

2012-11-01 | アイヌ民族関連
(時事通信2012/11/01-02:19)
 日本人を北海道のアイヌ、本土人、沖縄の琉球人の3集団に分けた場合、縄文人に起源があるアイヌと琉球人が近く、本土人は中国大陸から朝鮮半島経由で渡来した弥生人と縄文人との混血が進んだことが確認された。総合研究大学院大や国立遺伝学研究所(遺伝研)、東京大などの研究チームが、過去最大規模の細胞核DNA解析を行い、1日付の日本人類遺伝学会の英文誌電子版に発表した。
 アイヌと琉球人が同系との説は、東大医学部の教官を務めたドイツ人ベルツが1911年に初めて論文発表した。頭骨の分析では、狩猟採集生活の縄文人は小さい丸顔で彫りが深く、約3000年前に渡来し稲作をもたらした弥生人は北方寒冷地に適応していたため、顔が平たく長い傾向がある。
 総研大と遺伝研の斎藤成也教授は「ベルツの説が101年後に最終的に証明された。本土人は大ざっぱに言えば、縄文人2~3割と弥生人7~8割の混血ではないか。今後は縄文人のDNA解析で起源を探るほか、弥生時代に農耕が広がり人口が急増した時期を推定したい」と話している。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012110100041

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縄文・弥生人の「混血」 遺伝子解析で裏付け

2012-11-01 | アイヌ民族関連
総合研究大学院大など発表
日本経済新聞 2012/11/1 0:38
 日本列島の先住民である縄文人と、朝鮮半島から渡ってきた弥生人とが混血を繰り返して現在の日本人になったとする「混血説」を裏付ける遺伝子解析の結果を、総合研究大学院大(神奈川県)などのチームがまとめ、日本人類遺伝学会が編集する1日付の国際専門誌電子版に発表した。
 これまでも同様の研究結果はあったが、今回は1人当たり最大約90万カ所のDNA変異を解析し、結果の信頼性は非常に高いとしている。
 チームはこれまで公開されている本土出身者(主に関東居住者)、中国人、欧米人など約460人分のDNAデータに、アイヌ民族と沖縄出身者の計71人分を新たに加えて解析した。その結果、アイヌ民族と遺伝的に最も近いのは沖縄出身者で、次が本土出身者と判明した。本土出身者は韓国人とも近かった。
 この結果は、日本人全般が縄文人の遺伝子を受け継いでいる一方、本土出身者は弥生人との混血の度合いが大きく、混血しながら北海道や沖縄方面に広がっていったと解釈できるという。
 日本人の起源は縄文人がそのまま各地の環境に適応した「変形説」、縄文人を弥生人が追い出して定着した「人種置換説」も知られているが、総研大の斎藤成也教授(遺伝学)は「研究結果は混血説のシナリオに一致した」と説明している。
 チームは今後、縄文遺跡で見つかる人骨のDNAを分析するなどし、日本人のルーツの解明を進める。〔共同〕
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG31040_R31C12A0CR8000/

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日本人、縄文・弥生混血説裏付け

2012-11-01 | アイヌ民族関連
[大分合同新聞 2012年11月01日 00:00]
 日本列島の先住民である縄文人と、朝鮮半島から渡ってきた弥生人とが混血を繰り返して現在の日本人になったとする「混血説」を裏付ける遺伝子解析の結果を、総合研究大学院大(神奈川県)などのチームがまとめ、日本人類遺伝学会が編集する1日付の国際専門誌電子版に発表した。
 これまでも同様の研究結果はあったが、今回は1人当たり最大約90万カ所のDNA変異を解析し、結果の信頼性は非常に高いとしている。
 チームはこれまで公開されている本土出身者(主に関東居住者)、中国人、欧米人など約460人分のDNAデータに、アイヌ民族と沖縄出身者の計71人分を新たに加えて解析した。
http://www.oita-press.co.jp/worldMain/2012/11/2012103101001897.html

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日本人:アイヌは琉球人と近縁 DNA配列の解析で判明

2012-11-01 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2012年10月31日 21時46分(最終更新 10月31日 22時10分)
 日本列島に住むヒトの集団の中では、北海道のアイヌは本土日本人よりも沖縄(琉球)人と近縁性が高いことを、総合研究大学院大学の斎藤成也教授らのチームがDNA配列の個人差を大規模解析して突き止めたと発表した。チームは最初に日本列島に移住していた縄文人と弥生時代に来た渡来人が混血を繰り返して現在の本土日本人が生まれ、北海道と沖縄の集団は渡来人の影響をほとんど受けなかったとする学説を裏付ける成果と主張。1日付の日本人類遺伝学会の英文誌電子版に掲載される。
 日本に招かれたドイツの病理学者ベルツが1911年、アイヌと琉球人には身体的な共通点があることを指摘し、現在も議論が続いている。
 チームは東京大学のグループが80年代に北海道平取町のアイヌから提供を受けた血液36人分や、沖縄で採取された琉球人の血液35人分に含まれるDNAを分析。すでに公開されている本土日本人243人のDNAのデータと合わせ、配列の個人差を1人あたり60万カ所程度比較した。その結果、アイヌと遺伝的に最も近いのは琉球人で、本土日本人はアイヌより琉球人や韓国人と近いことが分かったという。【斎藤広子】
http://mainichi.jp/select/news/20121101k0000m040086000c.html

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