6月10日付けのMARSTODAYによると、2018年打上げ予定のESAのExoMarsで使われるために開発された岩石から有機物を抽出する技術が従来、コスト的に使用できなかったタールサンドの使用に道を開くとのこと。
これを開発したのは、Mark Sephton教授(ロンドンのImperial大学Earth Science and Engineering学部)です。
石鹸などでお馴染みの界面活性剤を使用するということ。それ以上の情報は、出てませんが、特許などの関係でしょうね。
MrasTodayの記事は、下記にて
http://www.marstoday.com/news/viewpr.html?pid=28415
そしてこちらが原本です。
http://www.stfc.ac.uk/PMC/PRel/STFC/marksephton.aspx
エネルギー資源は、世界経済に不可欠なものです。その中でも原油は、主要エネルギー資源で、世界のエネルギー消費の35%以上を占めるとのことです。原油の供給に翳りが見えるようになって、今まで使われなかったタールサンドのような原料に注目が集まっています。しかし、今まで使われなかった理由がある訳で、タールサンドは、抽出して精製されなければ使用できません。そして、その精製を経済的に行う必要がある訳です。
詳しくは、分かりませんが、抽出には大量の水が必要になるようです。
そして、今回開発された新技術は、水の使用を抑え、更に汚染された水の再生もするということで画期的にコストをさげられるとのことです。
どうもイギリスの資金で開発されてますので、特にイギリスに利益があるような言い方をしてますね。「イギリスと世界経済に利益となる」というような言い方です。
それにしても、ExoMarsは、打上が2年延期されたんですよね。いい技術持ってんだから打ち上げを早めて欲しいですね!