火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

黄塵

2010-01-11 23:28:26 | Weblog
火星通信#366がアップされました。

「今回は、最接近が近付いてきたので16 December (λ=024°Ls) から31 December (λ=032°Ls)の12月後半の期間を対象にする。」とのことです。
いよいよ火星の小接近が近づいてきましたね。
現状は、以下の通りです。
「δも11.2ʺから12.7ʺまで大きくなった。季節は北極雲が霧散し北極冠が縮小を始める頃に当たる。中央緯度φは19°Nの儘で安定している。位相角ιも30°から22°と縮まり、円くなってきた。但し視赤緯Dは再び上昇気味で17°N後半から18.6°Nまで高くなってきた。今回は二週間の観測のため、ヨーロッパではマレ・アキダリウム中心、アメリカではソリス・ラクス夕方といったところ、日本ではエリュシウム辺りであった。」とのことです。

詳細は、下記にて
http://www.hida.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn5/CMO366.pdf

北極冠の溶解期には、黄塵が発生するようですが12月21日の「エド・グラフトン(EGf)氏のω=168°W、ビル・フラナガン(WFl)氏のω=172°W、177°Wの画像では、Ω=170°W辺りの北極冠の端っこに黄塵が立ち、可成り内部に入り込んでいるのが分かる。」とのことです。
実際に、下記の画像を見ても素人には今一分かり辛いのですが・・・。
http://www.hida.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2009/f_image.html

黄塵については、火星通信の南政次氏の記載がありましたので下記に

http://www.union.sci.kyoto-u.ac.jp/icho/smars2.html

それにしても、火星の黄塵(砂嵐)から核の冬の問題提起がされたというのは面白いですね。
暖冬の筈がかなり冷え込んできてますので、火星通信の皆さま健康に気を付けて頑張ってください。
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JAXAも本気!

2010-01-11 18:22:37 | 日本


Spacerefさんのニュースリストに「2010-01-07 2110年 宇宙の旅 2週間で火星往復 20年かけ太陽系外」という題で産経新聞社のニュースが紹介されていました。

JAXAの若手技術者らが未来型ロケットの研究会を発足させ、「100年後」の開発を視野に、反物質ロケット等をテーマに上記の見出しにあるように「火星往復2週間 20年かけ太陽系外へ飛び出す」という壮大な将来構想を今年度中にまとめるとのことです。

詳細は、下記にて
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/m20100107026.html?fr=rk

壮大な初夢ですね。研究会の概要を知りたくてJAXAのサイトを探しましたが、見つけられませんでした。

それであちこち見ていたら「宇宙活動ガイドブック」のところでロケットの基礎知識が詳しく掲載されていましたので、素人でもあり興味深く見させて頂きました。
下記にサイトを紹介します。

宇宙活動ガイドブック
http://edu.jaxa.jp/materialDB/html/guidebook/guidebook/main.html

Mission3 ロケット
http://edu.jaxa.jp/materialDB/html/guidebook/guidebook/pdf/mission3.pdf

現在の技術では、片道6ケ月程度かかるため、人体への無重力や放射線の影響について検討されていますが、火星への往復が2週間で出来ると、対応方法が劇的に変わることでしょうね。
加速をずっと続けるような飛行計画を立てれば、飛行中に適当な重力が得られる訳ですね。
夢が膨らみますが、100年後ですか・・・。
しかしながら、目標がハッキリすれば人類の英知は、困難を瞬く間に解決してくれることと思います。
楽しみが増えました。
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