2月16日のMarsTodayによりますとスペイン-チリの研究者のチームがアタカマ砂漠で地表下2メートルに微生物が活動していることを発見したとのことです。
見つかったのは、バクテリアおよび古細菌です。
チームの構成は、スペインのthe Center of Astrobiology (Spain) と チリのthe Catholic Universityの研究者です。
論文は、下記の通りです。
Parro et al. "A microbial oasis in the hypersaline Atacama subsurface discovered by a life detector chip: implications for the search for life on Mars".
Astrobiology 11(10): 969-96, December 2011. Doi: 10.1089/ast.2011.0654.
微生物を探すためにSOLID(Signs of Life Detector)という装置を開発したそうです。
SOLIDは、450以上の抗体からなるLDChipというバイオチップを使用しています。
微生物が岩塩(岩塩)や非常に吸湿性の合成物(無水石膏と過塩素酸塩)に富んだところで見つかったので、研究者たちは、その場所を「microbial oasis:微生物のオアシス」と呼んでいるとのことです。
高潮解性の物質であるがために水を引き寄せて数ミクロンの厚さの水の層が出来、それを利用して微生物が生息していると。
水と食べ物があれば、同様に繁殖する微生物はありますが、アタカマで発見された微生物の生息地(地下2-3メートル)は他とは異なった特徴がありました。
それは、酸素または太陽の光がない条件で見つかったことです。
火星でもアタカマ砂漠と同じような塩類の堆積した場所が多く見つかっています。
SOLIDは、火星で微生物を探す目的で開発されています。
また、塩濃度が高く水分の少ない環境は、微生物等が生存していなくてもその痕跡を保存するのに適した環境だとも言ってます。
微生物の塩漬けが見つかるかもです。
また一歩、地球外生命に近づきましたね。