火星への道

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別れを惜しみつつ、いよいよ出発の日が・・・

2013-06-10 00:36:15 | MSL

 

上図は、NavCamから得られた画像のモザイクで得られたものです。
"Cumberland,"で採取した2回目のドリルによるサンプルは、まだ分析中です。楽しみにしましょう!

"Cumberland,"でのサンプル採取は、下図の通り実施されました。
まず、ドリルする目標の近くに点線で示すラインに両脇のprongで接地して、そこから正確な位置へドリルを持っていくそうです。
この画像は、Sol279(2013年5月19日)にMAHLIによって25cmの距離から撮影されたものです。 

下図は、ドリルする場所の表面の状態をMAHLIで撮影したものです。Sol279、5cmの距離からの撮影。
"Cumberland,"は、"John Klein,"に似ている場所として選ばれていますが、小さな粒子が確認されます。
これは、ずっと以前に水が岩を浸していた時生じた凝塊か鉱物の塊です。

 

下図は、ChemCamのレーザーで分析した跡です。分析結果は、今のところ発表されていません。

いよいよSharp山の麓を目指して出発の時が迫ってきたようです。
ただ、Glenelg エリアを出発する前にあと3ケ所、簡単に調査するとの事です。
そこは、「泥岩と砂岩の岩盤エリア」と「"Shaler"と呼ばれる層状の露頭」と「"Point Lake."と呼ばれる窪みのある露頭」です。
下図は、「"Shaler"と呼ばれる層状の露頭」です。Sol120(2012年12月7日) にMastcamで撮影されました。

下図は、「"Point Lake."と呼ばれる窪みのある露頭」です。Sol193(2013年2月20日)に右のMastcamで撮影されました。

実際、いつ出発となるか不明ですが、そう遠くないようです。
ただ、Sharp山の麓をまっすぐ目指すわけではなく、途中で興味深い場所があれば、じっくり調査するとの事です。
早くSharp山を調査して欲しいと言う気持ちもありますが、道中いろいろ出てきそうな期待もあります。
慌てず、注目していきましょう。

コメント
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