ESAのMars Expressがロシアのバイコヌールから打上げられて10年が経ちました。
Mars Expressは、2003年6月2日にソユーズFG/フレガートロケットで打上げられて2003年12月25日に火星周回軌道に乗りました。
着陸機ビーグル2は、放出は成功しましたが、着陸に失敗してしまいました。
ESAとしては、初めての惑星探査ミッションで、次はExoMarsを2016年と2018年に計画していますね。
10周年記念の式典がWeb放送されています。
式典では、この10年で Mars Expressのミッションの主な功績と火星地表面の鉱物の地図が発表されています。
下図は、10年間の実績をまとめています。
2008年には、Phoenixの着陸を追跡しました。
2012年には、Curiosityからのデーターを中継しましたね。
下図は、Mars Expressが作成した鉱物の地図です。
1枚目は、水の存在下で生成した水和鉱物の分布を示したものです。
2枚目と3枚目は、火山活動によって生成した鉱物の分布を示したものです。
2枚目が橄欖石、3枚目が輝石の分布を示しています。
4枚目は、酸化第二鉄(Fe2O3)の分布、5枚目は、ダストの分布を示しています。
ビデオは、こちら
10年間良く働きましたね。まだまだ、頑張ってもらいましょう!