8月15日のWhat'sNewによりますと、Curiosityは、現在2つの選択に悩んでいるようです。
1つは、砂地のルートを進むか?岩地のルートを進むか?
とにかく、ホイールの損傷を最小限にしたいのですが、砂地は、かなり滑るのでカリフォルニアの砂丘でテストしたよりも大変だとのことです。
2つ目は、"Hidden Valley."に入ったところで4回目のドリルをする価値のある目標"Bonanza King," を見つけたのです。
そこでドリルを使ってサンプルを採取するかどうか、評価しているところです。
チームは、やる気満々でSol719(8月15日)には、Curiosityがドリルを使える位置まで迫っているはずです。
(まだ、Curiosityからの連絡が来てないので確認できていません。)
下図の中央でCuriosityの轍の中にある白く見える露頭が "Bonanza King," です。
"Bonanza King,"は、その明るさと地層的位置がPahrump Hillsの露頭と似ているそうです。
ただ通り過ぎるのには、惜しい!文字通り「掘り出し物」のようです。
今までに3回ドリルしたのは、Galeクレーターの床の部分のサンプルですが、これはSharp山に繋がるサンプルとなります。
"Bonanza King," → Pahrump Hills → long-term science destinations と3ケ所分析すれば、バッチリですね!
下図は、"Bonanza King," を含む露頭のアップです。
Sol717(8月14日)のMastCamにて撮影されたものでraw colorです。
淡色の歩道の石のように見えると言ってます。
Curiosityは、Sol706に"Hidden Valley."へ一度進入してから砂地が非常に進みにくいことを確認したので、Sol709には引き返しました。
そして、下図の通りSol714に岩地の高いところへ登って、今後のルートとAmargosa Valleyの入口などを確認しました。
下図は、Sol719(8月15日)のものです。
線が重なっているので分かりづらいですが、Curiosityは "Bonanza King,"に迫っているはずです。
Amargosa Valleyは、下図にて確認できます。
8月中旬には、"Pahrump Hills" に到着している予定だったので、遅れていますね。
砂地の走行に苦労しているのでしょう。
頑張れ!Curiosity!
下図は、"Hidden Valley."へ一度進入して戻ってから再進入する際の画像です。
Sol717にNavCamで撮影されました。
"Bonanza King," は、この画像の手前に位置しています。