8月9日のMarsTodayによりますと、UCLAの教授が火星にプレートテクトニクス(Plate Tectonics)の証拠を発見したとのことです。
An Yin教授(UCLA professor of Earth and space sciences)がOdessayのTHEMIS(熱放射撮像カメラ)とMROのHiRISEによる画像を解析した結果、
少なくとも2つのプレートが水平方向の移動をしていることを確認したそうです。
約100枚の衛星画像をチェックして、その中からプレートテクトニクスの証拠を示す約1ダースほどの画像を確認しました。
the journal Lithosphereの8月号に論文を載せたそうです。
Yin教授は、マリネリス峡谷の2つのプレートをValles Marineris North と Valles Marineris Southと呼んでします。
2つのプレートは、お互いに水平方向に93マイル(約148km)ずれたことを確認したとのこと。
マリネリス峡谷の北と南のプレートの水平移動は、地球の死海断層系に非常に似ていると言ってますね。
Yin教授は、このプレート活動はまだ活発であり、地震もあると考えています。
ただし、プレートが動く頻度は、100万年毎かそれ以上の間隔があるとのこと。
Yin教授は、更に研究を続けるということです。
火星のプレートは、2つだけなのか?(Yin教授は、2つだけだろうと考えているようです。)
そのメカニズムは?
今後もthe journal Lithosphereで研究発表するとのことです。
Yin教授のインタビュー画像があります。研究室の様子など興味深いですね。
火星にプレートテクトニクスがあるとすると、火星の内部はかなりの熱源があると考えて良いのですかね。
そうすると、生命の存在も可能性が高まりますが・・・
真偽のほどは、まだ分かりませんが、色々な観点から得られた情報を分析して新しい発見を得ることは、素晴らしいことだと思います。
しかし、少なくとも断層がずれていることは、間違いないのでしょうね。
でも、まだまだ説明しきれない疑問点が残されているようです。
今後の研究に注目ですね。
個人的には、少し疑問です。
プレートテクトニクスについては、Wikipediaにて。