3月4日のEmillyさんのブログによりますとViking Orbiterのデータから作られていた火星のグローバルカラーマップがバージョンアップされたそうです。
今までより位置情報が正確になり、色が修正されています。
下記がMDIM(the Colorized Viking Mars Digital Image Model、version 2.1)です。
詳しくは、こちらにて
右下にヘラス盆地に掛かる白い雲が見えます。
下図は、今までの着陸船の名前と場所を示しています。Emillyさんが作成したものです。
白い色が着陸成功したもので灰色が失敗、青色は今後のミッションです。
下図は、Emillyさんが個人的に好きなSpiritが活躍したGusev Craterとその傍のApollinaris Monsがあります。
事務局は、正確に確認できませんでしたが・・・
下図は、Viking 1 と Pathfinder が着陸した場所です。
左の明暗境界線の付近にViking 1が着陸した火星谷の河口が見えます。
右には、Pathfinderが着陸した流線型の地形の近くのTiu Vallesと Ares Vallesの河口が見えます。
下図は、真ん中にGaleクレーターが見えます。
「約40年を経ても尚、Viking Orbiterのデータが利用価値を持っているということは、素晴らしい」とEmillyさんが言ってますね!
この画像は、EmillyさんがJPLのDoug Ellison さんの協力を得たものです。
そのDougさんも次のように言ってます。
「古い機器のデータが不要なものにならず、新しい機器と相関している上にバックボーンになります。同様のことが他のミッションにも言えます。例えば、水星のMESSENGERや金星の Magellanに於いても同じことが行われています。」
*素晴らしい成果ですね!
さすがNASA!世界の宇宙探査をリードするだけのことはありますね。