10月22日付けのMarsTodayにESAのMars Expressが撮影したマリネリス峡谷の画像です。
じっくり見ていると谷底をオートバイかランドクルーザーで走りたいものだと思いました。
火星でもお酒は、必須ですね。
この画像は、Mars Expressが20回に亘って撮影したものを合成したとのことです。
ほぼ実際に見える色になっているようです。画像をクリックしていただいて拡大画像にて火星の風景に浸りましょう。
マリネリス峡谷は、概略で長さが4,000km、幅が200km、深さが10kmとなっています。(画像では、深さを4倍に誇張しています。)
マリネリス峡谷の形成は、火星形成後の10億年間にタルシス3山の活動によるタルシス高地の隆起によって地表が割れて出来たと考えられています。
その後、更に外的な力によって大きくなりました。
最近の変動は、画像の中間部分と下方境界に沿って明らかに分かるようです。
地すべりの跡や風化の様子も見られます。
そして、数億年前にマリネリス峡谷を多量の水が流れた可能性があります。(ほぼ確実だ思いますが・・・)
Mars Express他の軌道船の鉱物学的観測により、ここが水の影響を受けたことが分かっているのです。
ネタ元は、ESAとDLR(Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt:German Aerospace Center)です。