前回からの続きです。
いくら歳をとっても熱中できる趣味があると毎日がメチャ楽しい(笑)。
夜、寝床に入るとき「明日はあれをこうしてああして・・」とワクワクしながら目を瞑っていると、いつのまにか睡魔が襲ってくる。
とはいえ、肝心の夢見となるとどうもはかばかしくない。
たとえば、病が癒えて職場に復帰したところ自分の机がどこにも無かったり、駐車場に止めたはずのクルマが見当たらず方々を探し回るといった「胃の痛くなるような」夢ばかりで、目が覚めてからああ夢でよかった~!(笑)。
夢と現実の落差に大いに刺激を受けているが、本題に戻って今回は「ニューゴールデン8」(英国:リチャードアレン)についてのお話。
この箱はもともとJBLの「LE8T」(口径20cm)が入っていた箱である。
プロが作った極めて剛性の高い箱で内部も補強材で頑丈なツクリになっていて素人が簡単に手を出せる代物ではない。わずかに、小袋に容れた羽毛の吸音材を注ぎ足したくらい。
肝心の「LE8T」(初期版)の方はとうとううまく鳴らせないまま「オークションの露」と消えてしまった。どなたかうまく鳴らしてやってくださいね~。
なお、同軸2ウェイの場合、前に述べたように我が耳の事情でツィーターを注ぎ足すことにしているが今回も例外ではない。
で、2ウェイ・マルチ方式での音出しだが、こんな小さな箱からと思うくらいの力強くて豪快な低音が出たのには驚いた。それに高音域もツィーター効果で繊細極まりない。
小口径なので音像定位は抜群で「口径20cm、侮るべからず!」いいぞ、いいぞと頷きながら半日ほど聴いていると、そのうちあまりにも音がカチッと締まりすぎてもう少しゆとりが欲しい気がしてきた。
ジャズにはバッチリなんだけどクラシックとなるともう少し余韻が欲しいかなあ・・。
日頃から「響きが多め」の薄い板厚の箱の音に慣れているだけに余計に「耳に沁みる」(笑)。
やっぱり、元に戻すか・・。
というわけで、再度「トライアクショム」の出番へ。
そのままでは面白くないのでプリアンプを一新した。
「JADIS型回路」(12AY7×6本)から「安井式プリ」へ。
真空管はもともと「12AU7×4本」だが、そっくり「E80CC」に代えている。これまでは「フィリップスとヴァルボ」を2本づつだったが、ヴァルボ銘柄(ドイツ:金足)で4本とも統一。
真空管のお値段だけで本体のプリアンプのお値段を超えるんだから主客転倒だね、これは~(笑)。
パワーアンプは代える気がせずそのままで。
そして、箱のボンつきを少しでも収めるために箱の上に「3kg」のダンベルをどしっと置いた。
さあ、これでどうだといわんばかりにワクワクしながら音出し~。
やはりというか、思い通りの音が出た。
よし、これでしばらく行くとするかな・・。
とはいっても、気になるのが残された「スーパー10」(ワーフェデール口径25cm)やJBLの「D123(口径30cm)+175ドライバー」などの面々・・。
まあ、「夜道に日は暮れない」ので後日の楽しみにとっておこう。
それにしても「浜の真砂は尽きるとも 世にオーディオの種は 尽きまじ」だね、これは~(笑)。
この内容に共感された方は励ましのクリックを →