「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

聴き比べの重要性

2022年10月23日 | オーディオ談義

前々回からの続きです。

これまでどうしても我が家のレギュラーになれなかった「リチャードアレン」(英国)の「ニューゴールデン8」(口径20cm:同軸2ウェイ、以下「ゴールデン8」)。

出番はせいぜい半年に一度くらいだからほとんど無くてもいいような存在に過ぎなかった。



しかし気候もぐんぐん良くなり、体調も良好だし、このままじゃいかんとヤル気が出てきて前々回で述べたようにエンクロージャー内部にほんの小さな改造(定在波防止のための卵トレイの貼り付け、吸音材の撤去)を施した。



そして、DACを「エルガー プラス」、パワーアンプを「71Aシングル2号機」で鳴らしたところ、従来と比べて「音の抜け」が格段に良くなっているのに驚いた!





これほど功を奏するとは・・、いつものことだがやはりスピーカー周りの作業は奥が深いというか、音の変化が著しい。

それに、イギリス製のSPだけあって音に気品があり、非の打ち所がない感じで、バランス的には我が家では一番ではなかろうかと唸るほど。

家庭で音楽を聴くのなら、もうこれ以上望んでも罰が当たりそうな気がするが、とはいえ「いいぞ、いいぞ」ばかりの「独りよがり」では読者から共感が得られないことも十分わかっているつもり(笑)。

そもそも人間の耳は許容範囲が広くて、極めて「ひどい音」を除いてどんな音でも「初見(初聴?)」では「なかなかいいじゃないか」と受け入れる素地があるように思っている。

そこで必要になるのが機器同士の「聴き比べ」で、それによってお互いの長所と短所が大なり小なり浮かび上がってくることをこれまで何度も何度も経験している。

そこで、今回のケースでは我が家の中で天敵ともいえる(笑)グッドマン勢の「トライアクショム」と「AXIOM80」(復刻版)との聴き比べをやってみた。

さあ、いったいどこがどう違うのか・・。

後ろ髪を引かれる思いで「ゴールデン8」をSPスタンドから降ろして、まず「トライアクショム」との直接対決に移った。



すると、悲しいかな口径20cmと30cmの違いが如実に出た。

はたして「いい方向」に変わったのか、それとも・・・。

以下、続く。



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