「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

変則的な「3ウェイ・マルチシステム」

2022年10月07日 | オーディオ談義

今朝起きた時の室温は22度で、ようやく秋に相応しい快適な気温になってきた。

芸術の秋、読書の秋、実りの秋、食欲の秋、交流の秋・・。

さて、「二転三転」しながら、ひとまず落ち着いた我が家のオーディオシステム。

それはいいとして、昨日のことたまたまオーディオルームに入ってきた家人が冷たい一瞥のもと「あらっ、またスピーカーの位置を代えたの? 何だか雑然としているわね。もう少し片づけた方がいいんじゃない・・」

いちいちうるさいんだから、もう・・、「つべこべ言うな」と一喝したいところだが、長年の付き合いだし、まいっか・・。



やや神経質な「AXIOM80」に比べて今度の「トライアクショム」はサウンドに「おおらかさ」があるので、気持ちの方までおおらかになってきたような気がする(笑)。

秋の夜長を楽しむには絶好のサウンドだなあと、悦に入っていると次第に欲が出てきてこれにサブウーファーを付け足したらどうなるんだろう・・。

今でも十分だと思える低音域だが、オーケストラなどの大編成のソースには大いに威力を発揮するに違いない。

と、思い立ったが吉日で即実行に移した。こういう時のために「安井式プリアンプ」の出力を「3系統」に増設しているのが大いに効いた。

これで変則的な3ウェイ・マルチ・システムになるが、わかりやすく整理しておくと、

★ サブウーファー(100ヘルツ以下)

アンプ「EL34プッシュプル」 → スピーカー「ウェストミンスター」(内蔵ユニット「スーパー12」(ワーフェデール:赤帯マグネット付き:口径30cm)

★ フルレンジ

アンプ「6FQ7プッシュプル」(RCAクリアトップ) → スピーカー「トライアクショム」(グッドマン:同軸3ウェイ:口径30cm)

★ ツィーター

アンプ「71系シングル」(SRPP回路) → SPユニット「スーパー3」(ワーフェデール:赤帯マグネット付き:口径10cm)

気になるのは「サブウーファー」と「フルレンジ」のユニットの振動板の位置がかなり離れていることだが、周知のとおり「100ヘルツ」の波長は「3.4m」だ。音速が1秒間に340mだからそういう計算になる。

ネットワークの肩落ちは「-6db/oct」なので100ヘルツから200ヘルツまでに「-6db」減衰するがその200ヘルツの時でさえも波長は「1.7m」となって、両方のユニットの振動板の位置がその範囲に収まるので違和感は無いはずだと踏んだ。

もちろん、総合的に見てプリアンプから出力を3系統も出すと音圧減衰の影響がきっとあるはずだが、この際だから片目をつぶろう。

オーディオにプラスとマイナスはつきものなんだから~(笑)。

これでシステムは「フルレンジ」を中心にして100ヘルツ以下の低音域と9000ヘルツ以上の高音域を付ぎ足したことになる。

肝心の「フルレンジ」だけには「コイル」や「コンデンサー」さらには「チャンデバ」を使っていないところがミソである。これらはクラシックに必須の「ハーモニー」に悪影響を及ぼしますからね。

理屈なんかどうでもよろし、結果はどうなんだと突っ込まれそうだが、期待通りのサウンドでした!

こういう雄大なサウンドに包み込まれると細かいことはどうでもよくなりますねえ。

「AXIOM80」に戻るのは随分先のことになりそう。

ただし、例によって辛口のオーディオ仲間がこのサウンドを聴いてはたしてどういう感想を洩らすか、ちょっと心配になりますなあ(笑)。



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