前回からの続きです。
このところ「オーディオ記事」ばかりで息もつかせぬ怒涛の4連発となった。
ついに本性を現したか・・、とまあオーディオ以外の記事を期待している読者にはまことに申し訳ない、積り~(笑)。
さて、エンクロージャーの工作によって想像以上に変身した「トライアクショム」だが、これほどの音を出してくれるのだから、これまでずっと補欠にしてきたのは大間違いだった。
これほどの資質の持ち主とは夢にも思わず、すっかりなめていた(笑)。
となると、我が家でのサウンドの「二者択一」を迫られてしまう。
つまり、やや神経質だけど明るめの「AXIOM80」を選ぶか、それともやや控えめで思慮深い「トライアクショム」かというわけ。両者とも出自は「グッドマン」(英国)だけど~。
ちなみに世間には「両雄並び立たず」という言葉もある。
実に難しい選択を突き付けられるが、気候との相性でいえば気温が上り坂の「春と夏」は「AXIOM80」となり、気温が下り坂の「秋と冬」は「トライアクショム」かなあ。
とまあ、とりあえず「どっちつかず」にしておこう(笑)。
なお、新装なった「トライアクショム」に組み合わせるアンプに触れておかないと「画竜点睛を欠く」というものだろう。
これほどのユニットとなると、それに見合ったアンプを選ばないと礼を失することになる(笑)。
そこで、満を持して「PP5/400シングルアンプ」の登場だ!(画像左側)
こういうときのために、これまで大切に保管してきた「PP5/400」(初期版:英国マツダ)出力管である。「PX25系」では王様と言っても過言ではないだろう。
アンプの概要は前段管が「LS7」(GEC)、整流管は「WE422A」、インターステージトランスは「A19」(UTC)、出力トランスは「リスト」(PX25専用)という布陣。
このアンプとトライアクショムの組み合わせでおかしな音が出るはずもなく(笑)、感想はあえて控えておくが「どこに出しても恥ずかしくない音」とだけ言っておこう。
なお、このサウンドだと常時組み合わせていた「サブウーファー」を敬遠したくなってくるから不思議。
まあ、周波数レンジを求めるか、音の濁りを優先的に排除するかの二者択一になりますね。
最後に余計な一言を。
エンクロージャーをメーカー任せにする方が圧倒的に多いが、そういう方々はオーディオの「真髄」を味わえないまま(オーディオ)人生を終えることになるわけで実にもったいない話だと思う。
メーカー製は第一「見てくれ」がいいし、信頼したくなるのもわからないではないが、所詮は一定の規格に縛られた「建売住宅」のようなもので、個人の嗜好やそれぞれのオーディオ環境に配慮した代物ではない。それに所詮は企業なんだから儲けを念頭に置いた「コスト」第一主義であることを忘れてはいけない。
その点、薄い板厚にしたときのエンクロージャーによる表現力の多彩さ、背圧の逃がし方、音像定位のためのユニット同士の振動板の位置合わせ、吸音材の選び方、詰め方などまさに「宝の山」だと思うんだけどなあ~。
このうち特に「薄い板厚」(1~1.5cm)にしたときのエンクロージャーは響きの面でクラシック鑑賞には試してみる価値が大いにある。とにかく市販の製品は板が厚すぎて余韻が物足りない!
とまあ、この際とばかり「言いたい放題」になったが、所詮は人それぞれだし「要らん世話!」ですけどね(笑)。
なお、博士に今回の件について「うまくいきましたよ。どうもありがとうございました」とご報告したところ、「それは良かったですね!きっかけはミサイル発射のおかげですよ、すべて前向きに考えないと・・」。
この幸運に対して「北朝鮮」に感謝しないといけないかな~(笑)。
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