「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

魔笛談義その1~43セットの魔笛~

2006年10月21日 | オーディオ談義

はじめまして。娘から教わって今日からいよいよブログに挑戦。どうかよろしく。

これから、どういう傾向のブログになるかまったくの未知数ですが何といっても中心は大好きなオペラ「魔笛」から出発。

モーツァルトの音楽の集大成といわれ、最高傑作ともいわれているオペラ魔笛にどっぷりと漬かって早いものでおよそ20年余が経過してしまった。

今、私の手元にはこの魔笛のCD、DVDが合わせて43セットある。もちろん、それぞれの盤は違う指揮者のものだが、たとえば同じ指揮者でも収録時期の違うCDがフルトヴェングラーでは2セット、ベームでは3セット、カラヤンに至っては4セットある。

「そんなに集めてどうするの?みな同じように聞こえるじゃない、1セットあれば十分でしょう」と周囲は笑っているが、私にとってはなかなか切実な問題なのである。

というのは、このオペラは中身の完成度がひと際高いだけにそれだけ演奏のハードルも高い。

指揮者をはじめ、オーケストラ、数名に亘る歌手たち(当然ミスキャストがある)、そして肝心の音質(録音状態)などいろんな要件が伴っており、これらを完璧に満たしたCD盤、DVD盤となるとなかなか存在しない。

とにかく、指揮者や歌手、録音が異なればそれはもうまったく違う魔笛になってしまい、興趣が一変してしまうので、少しでももっといい魔笛に出会ればという気持ちで、追い求めた結果が今日の状況。もちろん、失望を覚えた盤も多々ある。

しかし、こうやって大方集めてしまうとこれまでの自分を振り返ってみる意味で改めて「誰が指揮したCD、DVDがベスト(自分の好みに合うという意味で)なのだろうか?」という何だか「20年間のけじめ」みたいなものをつけたくなった。

まあ、これまで聴き込んだ範囲で、おおよその見当はついているが、途中でオーディオ装置をグレードアップしたこともあり同じ土俵(条件)の上での品定めはしたことがない。

そういったいきさつもあって、今年の3月(2006年)にフリーになり、心と時間の余裕が出来たことを機会に、43セット全ての視聴結果を作成してみることにした。

そして、最後に気に入ったCD、DVD盤を選出し、さらに指揮者から、オーケストラ、配役まで夢のベストメンバーを選考してみたい。

なお、具体的な視聴結果の作成に入る前に魔笛談義として様々な点について述べておこう。 以下、続く。                
         
               
       21セットのCD盤     13セットのDVD盤     9セットのCDライブ盤

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