いくら物理学が進歩しようと、いまだに「オーディオ」関連は未知の分野がたくさん残されている気がする。
なにしろ、出てくるサウンドのために組み合わされる「変数」の多さときたら、ただ事ではない。
たとえば「部屋の容積」「プレイヤーやDACなどの前段機器の性能」「プリアンプやパワーアンプの性能」「多彩なスピーカー群」・・。
これらに加えて、さらに拍車をかけるのが「磁界」「振動」「電源」などで、どのくらい音質に影響を与えているかとなると、まずは目に見えないし、測定機器で如実に示されるわけでもないので、もうお手上げに近い状態になる。
「藁(わら)をもすがる思い」という言葉があるが、日夜「どうしたらもっと音が良くなるか」で頭を悩ませていると「オカルトらしきもの」でも、つい信じたくなるものである。
オーディオ仲間から「さざれ水晶が磁界の浄化に効果がある」との情報を得て、さっそく試したことは先日のブログに投稿したとおり。
これを分散して「配電盤」「200V → 100V」降圧器、コンセントボックスに置いてみたところ、「静けさが増した」「透明感が深くなった」などの印象を受けたりする。
まあ、自分さえ満足していればそれで十分だよね、と思っていたところ、仲間たちからも「拍手喝采」となると、ことは穏やかではなくなる(笑)。
経緯を記してみよう。
去る11日(土)の午後は秋晴れのもと総勢4人の熱心なオーディオマニアが集結してアンプのヒヤリングテストを行った。
なぜ会場に我が家が選ばれたかというとスピーカーの「AXIOM80」(グッドマン)があるからで、この極めて繊細なSPだと、アンプの欠点を即座に白日の下にさらけ出すからだそう。
ただし、個人的な意見を述べると「どちらかといえば清濁併せ呑む」ような、おおらかなSPが好きなので、日常的にはあまり出番がないのが実情だ(笑)。
それはともかく、当日の「まな板の上」に載った真空管アンプは、YAさんが持参された「245シングル」、出来立てほやほやのYさんの「2A3シングル」、そして我が家の「WE300Bシングル」「6AR6シングル」(三極管接続)の計4台だった。
さあ、一騎打ちだ!
以下、続く。