「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

快調な滑り出し

2024年01月21日 | オーディオ談義

元旦から早くも今日(21日)で3週間が経過~。

毎日、勝手気ままに好き放題をやっていると、月日の足取りがメチャ早く感じる・・、「1日は長いが1年は早い」 今年もこうしてあっという間に大晦日を迎えるんだろうなあ。

あっ、そうそう、今年は特にドジャースに加入した「大谷選手」「山本投手」の活躍も見逃せないので楽しみ満載~。

とはいえ、その楽しみの筆頭になるのはやはりオーディオだよね・・、考え、そして試行する時間の多さ、小手先では通じない奥の深さ、音楽芸術を味わえる道具としての存在感・・、こんなに飽きがこない趣味も珍しい(笑)。

そして、今年はスピーカーの当たり年なのだろうか・・、新年早々から「いい音」が連続していてウットリする毎日で、まずは「快調な滑り出し」

それとも、加齢により高音域の聞き取りが劣化したせいで、すべて「いい音」に聴こえるのかもね・・(笑)。

それでは、まずは転がしたスピーカーの順を追ってみよう。

元旦早々から登場したのはグッドマンの「TRIAXIOM」(トライアクショム)だった。



さすがに「同軸3ウェイ」(口径30cm)だけあって、音の「音像定位」というか、ハーモニーのまとまりは抜群だが、ちょっと欲を言えばもう少し「ダイナミックさ」というか「粗削りな野性味」が欲しい気もする。

これは総じて英国系のスピーカーに言えることだが、まあ、無いものねだりなんだろうなあ・・。

で、1週間ほど付き合ってから次に目移りしたのがこのスピーカー。



3000円ほどで購入したデンオンのユニット(口径25cm、低音専用)だが、これがたいへんな優れもので大当たり~、これだからオークションは止められない。



ご覧のとおり堂々たる「アルニコマグネット」付きで、このユニットのいいところといえば、どんなアンプをあてがっても、上手く鳴ってくれるところがいい。とりわけ余韻が美しい・・、もうウットリ~。

もちろん箱とのマッチングもいいのだろう。

板厚が「4cm」もあるので、響きにあまり期待していなかったのだが、どうやら「1.5cm」厚のバッフルが利いているようだ。

それに同軸ユニットではないから「ツィーター」の出番となり、我が家のエース「075」(JBL)が使えるのも大きい・・、途端にメリハリが利いたサウンドになるんだから~。

それこそ9台のアンプを日替わりメニューみたいにして、1週間あまり楽しんだが最後の登場となったのが「71Aシングル」アンプ。



2年ほど前にNさん(大分市)に改造を頼んで、ようやく「好みの音」になった代物で、「回路はSRPP」「初段はBRIMAR=STCの12AX7」、出力管は「71A(ナス管)」、整流管は希少な「OK-X213」とくれば、もう「鬼に金棒」だろう~。

ただし、響きはトップクラスだったが、惜しいことにSPの能率のせいかパワーが少し足りない・・、そこで久しぶりに「200ヘルツ以下」を補強するサブウーファー(ウェストミンスター)の出番となった。

すると、さすがに大きな箱の「バックロードホーン」による低音の情報量に「幸か不幸か」次元の違いを感じたのが運の尽き~。

「オーディオの原点は行動力にあり」・・、例によってすぐに動いた(笑)。



バタバタとウェストミンスターを基本にした本格的な3ウェイの構築へ。

クロスオーバーは「200ヘルツ」と「6000ヘルツ」で、我が家のささやかなポリシーとなっている「200~4000ヘルツ」までに異種のユニットは挟まない」を踏襲している。

各ユニットごとに3台のアンプを使って大いに楽しんだし、音質にまったく不満はなかった・・、しかし、3日ほど経ってから中高音域を「175ドライバー」(JBL)にしたらどういう音になるんだろう・・。

いったん思い立つと、どうしてもその誘惑に抗し難くなる(笑)。

で、とうとう現在の姿となると、



で、この「175」に思い切ってエース級の「6A3シングル」アンプを当てがったのがミソで、上出来のサウンドへ。



で、JBL談義をひとくさり~、

そもそもコーン型ユニットには(クラシックを聴くのに)どうしても素っ気なさを感じて馴染めないところがある・・、しかし「175や075」には、秋の澄み切った青空のようなスッキリした爽やか感があってとても捨てがたい味を持っている。


また、昔は2インチドライバーの「375」や「2441」、さらには1インチの「LE85」も使ったことがあるが、どうしても「175と075」の品の良さには及ばない・・、もちろん私見ですよ~。

で、ポイントは前者の3ウェイと後者の2ウェイとではどちらが上なのか・・、これが実に難しい。

「管楽器、ピアノ、ボーカル」は後者の2ウェイの方が1枚上・・、ところが流石に「弦楽器」の麗しさや艶やかさとなると前者の3ウェイの方が1枚上で、はたと困るほどの微妙な関係となった。

「プレイヤーは審判を兼ねてはいけない」という言葉もあるし、ここは素直に仲間の意見に耳を傾けてみようかなあ~(笑)。



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