●本日午前7時快晴 暑い日になりそうです
【ARISSat-1総合診断書】第4部「受信技術②」
KURSKはロシアのクルスク大学の実験ミッションです。わずかにあるであろう地球の大気を調べる「真空度」の研究で、茶筒型のセンサーがARISSat-1本体上面に出ています。そのデータを1000bpskBPSKで送って来ます。それが「KURSK Frames」です。ハウスキーピングデータと同じく受信するとデコード画面にも現れ、データもOnlineで送られます。管制局では、分けてデータ整理しているようです。管制局サーバーには世界中の受信した局からデータが集まりますから膨大な量のようです。あらゆる分析が行われるものと思います◆Robot36のSSTVの受信はVoiceモード、周波数145.950MHzFMで受信します。ARISSat-1のHPでも「MMSSTV」(※印参照)が紹介されていて、世界中の人が愛用している日本製ソフトであることがわかります。多くの受信報告画像にはとても良いものがある反面、ノイズの入ったものもあります。ノイズが入るのはARISSat-1の信号がもともと弱いこと、また仰角が低い時には、さらに弱い信号になりますのでノイズが入ってしまいます。加えてQSBで信号強度が落ち込みますので、ノイズ線が入る原因となります。そのノイズ線とノイズ線の間隔を見るとそのままQSBの周期を表しているように思えます。このRobot36の受信画像はARISSat-1 HPのギャラリーへ世界中の局から画像がUpされています。データの集計、画像の紹介ともにGlobalになっています◆足早に診断(操作解説が多かったが)として書きましたが、受信AF信号の取り出し方のこともあり、まだ足りていません。日々のBlogで少しずつ書き足します。取り敢えずこのシリーズ終わりといたします。
※「MMSSTV」:Mori Makoto Slow Scan Tell Vision Softwear 森誠さん良いソフトをありがとうございます。
【ARISSat-1】17:52 日照の中を飛んで来たこと、また日本列島もまだ日照であることからHighPowerモードだったと思います。1000bpsBPSKもHighPowerモードならかなりデコードします。