第25日目 宮古⇒遠野⇒花巻
このあたりも、津波で大きな被害が出たところである。その時、被害にあった建物などが、「学ぶ防災」として、残されている。事前に予約をしておけば、有料でガイドが周辺を案内してくれるという。
観光案内所で、聞いてみた。
「予約はしていないので、自分で回りたいのですが、可能ですか」
「太郎ホテルは、ガイドなしでは入れませんが、外観を見るだけならいいです」
「そうなんですね」
「それと、山王園地という高台に行くと、ここの地形が良く分かります。有名な山王岩も見るといいですよ」
「有難うございます」
こうやって実物を見ると、津波の恐ろしさを実感します。ここの人達は、無事だったのだろうかと思います。
港のすぐ近く(といっても、徒歩ではきつい)にある、山王公園に行きます。
これが、教えてもらった山王岩です。県指定の天然記念物となってます。
周辺は遊歩道になっており、道は整備されているのですが、いかんせんアップダウンがきついです。
でも、頑張れば絶景が見られますよ。
さて、三陸海岸沿いに南下していきます。やがて「浄土ヶ浜」という看板が見えました。ん、浄土といったら、死後の世界ではないか。極楽浄土みたいな浜があるのか? 知らないので、行ってみよう。(ほんと、行き当たりばったりだな)
「何しに来た?」(えっ、何か悪いことしたか?)
「あ、いや浄土ヶ浜という看板があったので」
「そう、これ案内図。浜は奥のエレベータで下りて、左の方」
「どうも」
どうやら、ボランティアの人だったようだ。「何しに来た」は、つかみみたいなもので、後は親切に教えてくれました。
教えられた道に沿って行くと、観光船がいます。
「お乗りになられる方は、お早目に~。出航時間が迫ってます~」(大きな音で、アナウンスあり)
N村は、乗船券も買ってないし、のんびり写真撮りながら歩いていた。もう一人、おっちゃんも、のんびり歩いていた。
「お乗りになられる方は、お早目にお越しくださーい」(あれ、予約していて来ていない人がいるのかな)
この先、トンネルを超えて、浄土ヶ浜に向かって行ったのだが、さっきのおっちゃんは、急ぐわけでもなく、悠々と観光船に向かって歩いて行った。あー、出航時間過ぎて、船は待っていたのに・・
ここも、とこかの国にあるような「青の洞窟」が売りのようです。先ほどの大きな観光船ではなく、小型のボートで洞窟内部に行く、というのがセールスポイント。
一人1,500円で、要予約となってますが、客が少ないのでしょう。
「どうです、青の洞窟、一人1,500円で、すぐ行けますよ」
「あ、後で・・」(と、呼び込みをかわしました。旅の後半で、予算も厳しくなってきたからな)
観光センターがあり、食事やお土産を売っています。
お、かっぱえびせん「ウミネコも大好き」とある。そうも、勧められたらなぁ。
「1袋下さい」
「150円です」
買った!
かっぱえびせんの袋を持って出たら、ウミネコ続々終結中。
えびせん、ばらまく。ウミネコ狂喜乱舞。
「おらー、おれが先に取ったんや」
「半分、よこせや~」(みたいな)
おっと、ウミネコに夢中になって、浄土ヶ浜忘れるところでした。
浄土ヶ浜海岸 岩手県宮古市
青の洞窟は、予算削減のため次回の機会といたします。ここから、内陸部にルートを変更し、宮沢健二のふるさと、花巻に向かいましょう。
あれ、釣りしている。ここは、民話のふるさと遠野だった。
「つれますか?」
「・・・」
「今日は、まだですか」
あら、かっぱ釣りでしたか。
この奥の方が、カッパいそうだな。歩いて、行ってみよう。
「釣れ・・」(無人や)
なんと、この竿は「名人専用なので、触らないでください」とのこと。エサは、キュウリだな。この淵は、絶対にカッパがいそうだ。
近くに、伝承園がありました。ここでは、食事もできます。
ここに来たら、やっぱり伝承園定食でしょう。お勧めしているし。
ひっつみ(小麦粉を練ったもの)+おそばです。ひっつみは、岩手県の郷土料理です。素朴な田舎料理という感じですが、美味しくいただきました。
伝承園の園長さんがいるので、聞いてみましょう。
「伝承園には、カッパいますか?」
「実は、おれもそうだけど、園の方に行ってみたら」
古民家などが移築、再現されています。
ま、古民家などの見どころも多いのですが、「おしら堂」が圧巻です。
うわわわっ、これは・・
おしら様とは、東北地方の「オシラサマ伝説」による。詳細は、ぐぐって下さい。
耳寄りな情報です。実は、かっぱ捕獲許可証は、ここ伝承館で入手することができる。くれぐれも密漁禁止ですので、そこんところ宜しく。210円で購入可。
やっぱり、カッパいました。
伝承園:岩手県遠野市土淵町土淵6地割-51 入館料320円 Pあり 食事のみなら入館料不要
さーて、盛りだくさんの一日でしたが、道の駅とうわで、力尽きました。
ラッキーなことに、ここは温泉も隣接してます。
「本日は、ここをキャンプ地とする」
道の駅とうわ 岩手県花巻市東和町安俵6区147-2
第25日目 終了
このあたりも、津波で大きな被害が出たところである。その時、被害にあった建物などが、「学ぶ防災」として、残されている。事前に予約をしておけば、有料でガイドが周辺を案内してくれるという。
観光案内所で、聞いてみた。
「予約はしていないので、自分で回りたいのですが、可能ですか」
「太郎ホテルは、ガイドなしでは入れませんが、外観を見るだけならいいです」
「そうなんですね」
「それと、山王園地という高台に行くと、ここの地形が良く分かります。有名な山王岩も見るといいですよ」
「有難うございます」
こうやって実物を見ると、津波の恐ろしさを実感します。ここの人達は、無事だったのだろうかと思います。
港のすぐ近く(といっても、徒歩ではきつい)にある、山王公園に行きます。
これが、教えてもらった山王岩です。県指定の天然記念物となってます。
周辺は遊歩道になっており、道は整備されているのですが、いかんせんアップダウンがきついです。
でも、頑張れば絶景が見られますよ。
さて、三陸海岸沿いに南下していきます。やがて「浄土ヶ浜」という看板が見えました。ん、浄土といったら、死後の世界ではないか。極楽浄土みたいな浜があるのか? 知らないので、行ってみよう。(ほんと、行き当たりばったりだな)
「何しに来た?」(えっ、何か悪いことしたか?)
「あ、いや浄土ヶ浜という看板があったので」
「そう、これ案内図。浜は奥のエレベータで下りて、左の方」
「どうも」
どうやら、ボランティアの人だったようだ。「何しに来た」は、つかみみたいなもので、後は親切に教えてくれました。
教えられた道に沿って行くと、観光船がいます。
「お乗りになられる方は、お早目に~。出航時間が迫ってます~」(大きな音で、アナウンスあり)
N村は、乗船券も買ってないし、のんびり写真撮りながら歩いていた。もう一人、おっちゃんも、のんびり歩いていた。
「お乗りになられる方は、お早目にお越しくださーい」(あれ、予約していて来ていない人がいるのかな)
この先、トンネルを超えて、浄土ヶ浜に向かって行ったのだが、さっきのおっちゃんは、急ぐわけでもなく、悠々と観光船に向かって歩いて行った。あー、出航時間過ぎて、船は待っていたのに・・
ここも、とこかの国にあるような「青の洞窟」が売りのようです。先ほどの大きな観光船ではなく、小型のボートで洞窟内部に行く、というのがセールスポイント。
一人1,500円で、要予約となってますが、客が少ないのでしょう。
「どうです、青の洞窟、一人1,500円で、すぐ行けますよ」
「あ、後で・・」(と、呼び込みをかわしました。旅の後半で、予算も厳しくなってきたからな)
観光センターがあり、食事やお土産を売っています。
お、かっぱえびせん「ウミネコも大好き」とある。そうも、勧められたらなぁ。
「1袋下さい」
「150円です」
買った!
かっぱえびせんの袋を持って出たら、ウミネコ続々終結中。
えびせん、ばらまく。ウミネコ狂喜乱舞。
「おらー、おれが先に取ったんや」
「半分、よこせや~」(みたいな)
おっと、ウミネコに夢中になって、浄土ヶ浜忘れるところでした。
浄土ヶ浜海岸 岩手県宮古市
青の洞窟は、予算削減のため次回の機会といたします。ここから、内陸部にルートを変更し、宮沢健二のふるさと、花巻に向かいましょう。
あれ、釣りしている。ここは、民話のふるさと遠野だった。
「つれますか?」
「・・・」
「今日は、まだですか」
あら、かっぱ釣りでしたか。
この奥の方が、カッパいそうだな。歩いて、行ってみよう。
「釣れ・・」(無人や)
なんと、この竿は「名人専用なので、触らないでください」とのこと。エサは、キュウリだな。この淵は、絶対にカッパがいそうだ。
近くに、伝承園がありました。ここでは、食事もできます。
ここに来たら、やっぱり伝承園定食でしょう。お勧めしているし。
ひっつみ(小麦粉を練ったもの)+おそばです。ひっつみは、岩手県の郷土料理です。素朴な田舎料理という感じですが、美味しくいただきました。
伝承園の園長さんがいるので、聞いてみましょう。
「伝承園には、カッパいますか?」
「実は、おれもそうだけど、園の方に行ってみたら」
古民家などが移築、再現されています。
ま、古民家などの見どころも多いのですが、「おしら堂」が圧巻です。
うわわわっ、これは・・
おしら様とは、東北地方の「オシラサマ伝説」による。詳細は、ぐぐって下さい。
耳寄りな情報です。実は、かっぱ捕獲許可証は、ここ伝承館で入手することができる。くれぐれも密漁禁止ですので、そこんところ宜しく。210円で購入可。
やっぱり、カッパいました。
伝承園:岩手県遠野市土淵町土淵6地割-51 入館料320円 Pあり 食事のみなら入館料不要
さーて、盛りだくさんの一日でしたが、道の駅とうわで、力尽きました。
ラッキーなことに、ここは温泉も隣接してます。
「本日は、ここをキャンプ地とする」
道の駅とうわ 岩手県花巻市東和町安俵6区147-2
第25日目 終了