ちょうど1年前の5月21日の朝。金環日食がありました。
これは、出勤前に我が家の庭から撮った画像です。
1年前とはいえ、なぜかもっと昔のような気がします。
こうして、たまに何年か前の記録をのぞいてみると、ちょっと不思議な感じがします。
ここで、頭の中のタイムマシンで、私が就職活動中の1978年に戻ってみましょう。
「優」の数が多い成績優秀な友人たちは、「都市銀行(13行)」からの内定を次々と勝ちとっていました。
富士銀行、三菱銀行、第一勧業銀行、住友銀行、三井銀行、三和銀行、東京銀行、
太陽神戸銀行、埼玉銀行、協和銀行、北海道拓殖銀行、大和銀行、東海銀行
当時に戻った私は、三和銀行から内定をもらった友人に忠告してあげました。
私 「三和銀行ってさ、将来三菱銀行に合併されるんだよ。その他の銀行もいろんなところと合併して・・・」
友人 「いい加減にしろよ。くだらなすぎて冗談にもなってないぞ。都市銀行に入れば終身雇用で一生食いっぱぐれないし、合併なんてあるわけないだろ!」
私 「いや、2006年には6行になって、実質的にはもっと少なくなって・・・」
友人 「あー、そうかい。どうせ『三井住友銀行』とかが出来るんだろ?」
私 「え!どうしてわかったの?」
友人は、涙を流さんばかりにげらげらといつまでも笑い続けていました。
企業もそうですが、人もどう変わっていくべきか、ますます見えない時代になっています。
進化論の創始者ダーウィンは、「強いものが生き残るのではない。変化に適応できたものが生き残るのだ」と言っています。人材育成の基本はまさに、環境の変化に適応できる能力を身につけることなのだと思います。
(さて、この友人のその後については、また別の機会に)
(人材育成社)