先日、愛川町在住のシンガソングライターみらいあいこさんに向けて作曲作業をしていることを発表しました。あの後、いろいろと紆余曲折ありましたが、この度無事に曲が完成しました。
今回の作品のタイトルは《YUME》です。
歌詞については、古今和歌集に収められている小野小町の和歌の中から、
《うたた寝に恋しき人を見てしより夢てふものはたのみそめてき》
《思ひつつ寝ればや人の見えつらむ夢と知りせば覚めざらましを》
という夢をテーマにした二首の和歌を基にして詞を書きました。
曲については和歌を基にして作詞したこともあって基本的に和テイストな感じにしたのですが、夢がテーマということもあって伴奏部分にはいわゆるきちんとした三和音をなるべく使わず、代わりにメジャーセヴンスコードを多用して夢うつつの浮遊感みたいなものを演出してみました。
その結果、昨年に人生初作詞作曲した《マカロニグラタン》とは270°くらい角度の違った作品となりました。ただ、みらいあいこさん御自身のオリジナル作品に、同じく小野小町の和歌から小倉百人一首に収められた
《花の色はうつりにけりないたづらに我が身世にふる眺めせし間に》
を基にした《HANA》というものがあるので、そうした意味では今回の新作は小野小町シリーズ第二段とでもいうことになります。
さて、あとはこの楽譜をみらいあいこさんにお渡しして歌ってもらうだけです。差し上げてから人前で披露できるようになるまでどのくらい時間がかかるか分かりませんが、何回か共に練習を重ねて『その日』を迎えたいと思います。
今回の作品のタイトルは《YUME》です。
歌詞については、古今和歌集に収められている小野小町の和歌の中から、
《うたた寝に恋しき人を見てしより夢てふものはたのみそめてき》
《思ひつつ寝ればや人の見えつらむ夢と知りせば覚めざらましを》
という夢をテーマにした二首の和歌を基にして詞を書きました。
曲については和歌を基にして作詞したこともあって基本的に和テイストな感じにしたのですが、夢がテーマということもあって伴奏部分にはいわゆるきちんとした三和音をなるべく使わず、代わりにメジャーセヴンスコードを多用して夢うつつの浮遊感みたいなものを演出してみました。
その結果、昨年に人生初作詞作曲した《マカロニグラタン》とは270°くらい角度の違った作品となりました。ただ、みらいあいこさん御自身のオリジナル作品に、同じく小野小町の和歌から小倉百人一首に収められた
《花の色はうつりにけりないたづらに我が身世にふる眺めせし間に》
を基にした《HANA》というものがあるので、そうした意味では今回の新作は小野小町シリーズ第二段とでもいうことになります。
さて、あとはこの楽譜をみらいあいこさんにお渡しして歌ってもらうだけです。差し上げてから人前で披露できるようになるまでどのくらい時間がかかるか分かりませんが、何回か共に練習を重ねて『その日』を迎えたいと思います。