共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

迎え火仄かに

2017年08月13日 23時55分20秒 | 日記
今日は埼玉県にいる叔父叔母のところに様子伺いに出掛けました。

昔はアクティブにいろいろなところに出掛けていた夫婦でした。しかし、叔父が脚を悪くして杖の手放せない生活になってからは外出することもめっきり少なくなり、自宅で過ごすことが増えてしまっていました。叔父叔母の中ではどちらかと言えば若い方に入りますが、それでも後期高齢者であることに変わりはありませんから何かと気にかかっていました。

行ってみると主に叔母が、まるで一族郎党集合したような大騒ぎ。テーブルの上に乗せきれないほどの酒肴のオンパレードに、些か閉口気味の叔父を余所に乾杯となりました。

会話の内容は、いつもの三点セット

●最近あっちが痛い、こっちがかゆい

●子供や孫がなかなか来てくれない

●お前、嫁さんどうするんだ?

ほぼ、これのループです。

私は元来、他人の話は聞いてあげるけど相談には乗らない主義なので、ひたすら「フムフム」と聞いていました。ですが、叔母のマシンガントークは留まるところを知らず、ふと気づけば、田舎の最終電車が駅に着く頃になってしまったのです。

『アチャ~!(>_<)』と思ったのですが、こればっかりはどうしようもないので、仕方なく泊まっていくことになったのですが、その時になって叔母が、玄関先にお迎え火の岐阜提灯を提げるのを忘れたとのことで、私が提灯と脚立を持って吊り下げてきました。

湿気をたっぷりと含んだ夜風の中で、白無地の提灯が揺れる様はまた独特です。最近では室内ですら盆提灯を飾ったりしなくなっていますから、尚更珍しく、また懐かしく感じました。

とりあえず明日の朝イチで帰ります…。
コメント
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