今日も昨日に引き続き小田原の小学校まで出勤しました。始業式以来、長くお預けを喰わされた新一年生たちは何処となくギクシャクした感じですが、担任の先生が女性なこともあってか、徐々に教室の空気も柔らかくなってきているように見受けられました。

神輿殿に収められている巨大な御神輿です。祭のクライマックスでは御幸の浜での浜降りも行われ、勇壮な祭絵巻が展開されます。

頭が取れてしまった古い亀の石像が安置されています。
さて、午前中で授業を終えて子供たちを送り出してから、そのまま小田原市内まで足を伸ばしてみることにしました。そして、小田原城址公園に程近い松原神社に参詣することにしました。
詳細な来歴は資料が灰燼に帰してしまって不明とのことですが、伝承によれば平安末期、久安年間にこの地に勧請された御社とのことでした。御祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)で、須佐之男命(すさのをのみこと)と宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)が合祀されています。
こちらでは毎年ゴールデンウィーク中の5月3日から5日にかけて例大祭が執り行われます。その時に大活躍するのが

神輿殿に収められている巨大な御神輿です。祭のクライマックスでは御幸の浜での浜降りも行われ、勇壮な祭絵巻が展開されます。
また境内には

頭が取れてしまった古い亀の石像が安置されています。
かつて天文14(1545)年に小田原の浜に現れた大きな亀をこの御社の池に放じたところ、時の領主北条氏三代氏康がこれを吉兆なりと御社に参詣し舞を奉納しました。すると翌年、関東管領上杉家八万もの大軍を僅か八千の兵で撃破し、念願の関八州平定に成功しました。
この古い亀の石像はその逸話に基づいて奉納されたものと伝えられ、その甲羅を撫でると開運勝利、心願成就、社運隆昌の利益があると言われています。今でもこの亀に詣でる人は多く、写真だと分かりにくいのですが甲羅の部分がツヤツヤになっています。
小田原の総鎮守社に、子供たちの健康と疫病調伏をしっかりと祈願して来ました。
小田原の総鎮守社に、子供たちの健康と疫病調伏をしっかりと祈願して来ました。