今日は小田原でも真夏日となりました。梅雨入り前にこの酷暑は堪えます。


いわゆる金平糖咲きと呼ばれる、花萼の形の華やかなものも見受けられるようになってきました。数年前に純白の金平糖咲きの紫陽花《隅田の花火》が世に送り出されましたが、そこから更なる発展を遂げているようです。

こちらは最近よく見かけるようになったヤマアジサイで、その名も《紅(くれない)》といいます。咲き始めは白い色なのですが、日光を浴びる毎にどんどん鮮やかな紅色に染まっていくという、とても面白い紫陽花です。
今日は一時間だけ子供たちと運動場に出たのですが、全員汗びっしょりになっていました。もう、水分補給のための水筒が手放せません。
さて、梅雨入りを前にそろそろあちこちで紫陽花の花が本格的に見られるようになってきました。紫陽花は土壌のphによって花色が変わることで知られています。一般的には土壌が酸性だと青い花、アルカリ性だと赤い花(リトマス試験紙とは逆の反応)が咲くと言われていますが、昨今の紫陽花は上の写真のように青でも赤でもない鮮やかな紫色のものも見受けられるようになっています。
基本的に上の写真のような玉咲きのものをタマアジサイ、または西洋アジサイ等と呼びますが、これは多くが日本が原産である紫陽花をヨーロッパに持ち込んで改良したものであることに由来します。因みに日本の紫陽花に惚れ込んでヨーロッパに持ち帰った人物のひとりが、医師でありプラントハンターでもあったフィリップ・フランツ・フォン・シーボルトです。
日本の原種に近い紫陽花は

山野に生えるヤマアジサイに代表されるような、いわゆるガクアジサイと呼ばれるものです。これは、小さな花の集合体を特徴的な花萼(かがく)が花の周囲に額縁のように囲んでいることから呼ばれるようになったものです。
こちらのガクアジサイも昨今は

いわゆる金平糖咲きと呼ばれる、花萼の形の華やかなものも見受けられるようになってきました。数年前に純白の金平糖咲きの紫陽花《隅田の花火》が世に送り出されましたが、そこから更なる発展を遂げているようです。
またヤマアジサイの中でも

こちらは最近よく見かけるようになったヤマアジサイで、その名も《紅(くれない)》といいます。咲き始めは白い色なのですが、日光を浴びる毎にどんどん鮮やかな紅色に染まっていくという、とても面白い紫陽花です。
この他にも、近頃は様々な色や形の紫陽花が登場しています。本格的な紫陽花の季節に、そうした様々な紫陽花に目を向けてみるのも楽しいのではないでしょうか。