今日は生徒が全員お休みになってしまうため、小田原の教室はお休みにして、ひたすらデスクワークに勤しんでいました。
合間合間に休憩を入れながら進めていたのですが、その時にいろんなCDを引っ張り出して聴いていました。その中で、結構昔に買ってそれなりに聴いていて、最近とんとお蔵入りしてしまっていたものをいくつか引っ張り出してみたのですが、その中に「おぉっ?!」と思うようなものが出てきました。ORFEOレーベルから発売されていた、現代コロラトゥーラ・ソプラノの至宝エディタ・グルベローヴァの歌唱のものなのですが、いくつか収録されている曲の中に《コロラトゥーラ・ソプラノと管弦楽のための協奏曲へ短調 Op.82》というものが入っていたのです。
この曲は、現ウクライナに生まれたラインホルト・グリエールという作曲家が1943年に作曲した作品で、文字通りソリストはソプラノ歌手です。歌詞はなくひたすらスキャットで歌われるため、正に何かの楽器の協奏曲のようにも聞こえます。全体はゆっくりと歌い上げるアンダンテの部分と、コロラトゥーラの技巧を遺憾なく発揮するアレグロの部分との2つの楽章(といっても途切れずに演奏されます)から成っています(後に前半部分は、グリエール自身の手によってコントラバスのソロ曲にも転用されています)。
久しぶりに聴いてみると、改めて不思議な曲です。ちょうどYoutube上にもアップされていましたので、動画を添付してみました。この、何とも珍妙かつ興味深い曲を、名手グルベローヴァの完璧な歌唱でお楽しみ下さい。
Edita Gruberová: The complete "Concerto for coloratura soprano in F minor Op. 82" (Glière)
合間合間に休憩を入れながら進めていたのですが、その時にいろんなCDを引っ張り出して聴いていました。その中で、結構昔に買ってそれなりに聴いていて、最近とんとお蔵入りしてしまっていたものをいくつか引っ張り出してみたのですが、その中に「おぉっ?!」と思うようなものが出てきました。ORFEOレーベルから発売されていた、現代コロラトゥーラ・ソプラノの至宝エディタ・グルベローヴァの歌唱のものなのですが、いくつか収録されている曲の中に《コロラトゥーラ・ソプラノと管弦楽のための協奏曲へ短調 Op.82》というものが入っていたのです。
この曲は、現ウクライナに生まれたラインホルト・グリエールという作曲家が1943年に作曲した作品で、文字通りソリストはソプラノ歌手です。歌詞はなくひたすらスキャットで歌われるため、正に何かの楽器の協奏曲のようにも聞こえます。全体はゆっくりと歌い上げるアンダンテの部分と、コロラトゥーラの技巧を遺憾なく発揮するアレグロの部分との2つの楽章(といっても途切れずに演奏されます)から成っています(後に前半部分は、グリエール自身の手によってコントラバスのソロ曲にも転用されています)。
久しぶりに聴いてみると、改めて不思議な曲です。ちょうどYoutube上にもアップされていましたので、動画を添付してみました。この、何とも珍妙かつ興味深い曲を、名手グルベローヴァの完璧な歌唱でお楽しみ下さい。
Edita Gruberová: The complete "Concerto for coloratura soprano in F minor Op. 82" (Glière)