今日の昼のニュースで、映画俳優の高倉健さんが他界されたという衝撃的なニュースがありました。驚かれた方も多いのではないでしょうか。
私はそんなに言うほど映画を観てきたわけではないのですが、高倉健さんの映画で唯一ちゃんと観賞したのが山田洋二監督の《幸福の黄色いハンカチ》でした。高倉健演ずる出所したての男が、たまたま知り合った武田鉄矢と桃井かおりという凸凹カップルと共に、倍賞千恵子演ずる奥さんの待っているであろう夕張を目指して旅をするというストーリーです。
公開当時、私は小学校一年生だったと思います。何故そんなことを覚えているのかというと、この作品が父と映画館に行った唯一の映画だったからです。団塊の世代には珍しいくらい映画に興味のなかった父でしたが、日活映画等とは違ってどうやら東映の高倉健作品はよく観ていたらしく、任侠物や《網走番外地》といった作品は映画館まで行って観ていたようでした。その流れからでしょうか、まだ小学生の私を映画館に同行して一緒に観ていたことを、この訃報に接して思い出しました。
毎年いろんな方々が鬼籍に入ってしまわれますが、何だか『映画俳優』と呼べる最後の方が旅立ってしまわれたな…という気がしています。享年83、お年と言えばお年ですが、昨年文化勲章を受章された姿から思うに、まだまだお元気でいらしてもいいのにな…と、つい勝手なことを思ったりもしてしまうのでした。
父と並んで観た唯一の映画の主人公だった高倉健さんの御冥福を、心より御祈念申し上げたいと思います。
合掌。
「幸福の黄色いハンカチ」予告編
私はそんなに言うほど映画を観てきたわけではないのですが、高倉健さんの映画で唯一ちゃんと観賞したのが山田洋二監督の《幸福の黄色いハンカチ》でした。高倉健演ずる出所したての男が、たまたま知り合った武田鉄矢と桃井かおりという凸凹カップルと共に、倍賞千恵子演ずる奥さんの待っているであろう夕張を目指して旅をするというストーリーです。
公開当時、私は小学校一年生だったと思います。何故そんなことを覚えているのかというと、この作品が父と映画館に行った唯一の映画だったからです。団塊の世代には珍しいくらい映画に興味のなかった父でしたが、日活映画等とは違ってどうやら東映の高倉健作品はよく観ていたらしく、任侠物や《網走番外地》といった作品は映画館まで行って観ていたようでした。その流れからでしょうか、まだ小学生の私を映画館に同行して一緒に観ていたことを、この訃報に接して思い出しました。
毎年いろんな方々が鬼籍に入ってしまわれますが、何だか『映画俳優』と呼べる最後の方が旅立ってしまわれたな…という気がしています。享年83、お年と言えばお年ですが、昨年文化勲章を受章された姿から思うに、まだまだお元気でいらしてもいいのにな…と、つい勝手なことを思ったりもしてしまうのでした。
父と並んで観た唯一の映画の主人公だった高倉健さんの御冥福を、心より御祈念申し上げたいと思います。
合掌。
「幸福の黄色いハンカチ」予告編