今日、またしても給食の時間に事件が起きました。
(イメージ画像)
私が支援級の子の給食時間の交流補助に入って一般級の子どもたちと一緒に教室の後ろの方の席で食事をしていると、食べ終わるくらいの頃に何やら教室の前の方が騒がしくなってきました。何だろう?と思って見てみたら、ひとりの男の子が机に突っ伏すような格好で俯いていたのです。
私が支援級の子の給食時間の交流補助に入って一般級の子どもたちと一緒に教室の後ろの方の席で食事をしていると、食べ終わるくらいの頃に何やら教室の前の方が騒がしくなってきました。何だろう?と思って見てみたら、ひとりの男の子が机に突っ伏すような格好で俯いていたのです。
とりあえず自分の片付けを済ませてその子のところに行くと、半分以上残した状態で男の子がシクシク泣いていました。訳を聞いてみたら、配膳時には特に問題は無かったものの、食べ進めているうちに気分がすぐれなくなってしまったようでした。
私も周りの子どもたちも
「無理しなくていいよ。」
と声をかけました。ところが、給食を残すことを良しとしない担任の先生がツカツカやって来て
「食べられないんだったら始めに言ってよ。そんなトコでいつまでもシクシク泣いてないでサッサと片付けて!」
と罵声を浴びせてきたのです。
これには流石に面食らいました。
この先生、先日も食事中に乳歯が折れてその痛みで食べ進めることができなくなってしまった子を、凄まじい語気で叱責した方です。まさかこんな短期間に、二度もこんな場面に出くわすことになろうとは…。
とにかくこの場をどうにかしなければならないので、担任の先生がそそくさとその場からいなくなったのを確認してその子の食事を終わらせ、先生がサッサと片付けてしまった給食ワゴンのところに一緒にお盆を持って行きました。そして、残したものを片付けてから人目に触れない廊下の陰に連れて行き、体調に関することをいくつか確認してから涙でグチャグチャになってしまった顔を洗わせて
「午後の授業は受けられそうですか?無理なら保健室で休むことも出来るけれど、そうしますか?」
と聞いてみました。そうしたら消え入りそうな声で
「大丈夫です。」
と答えたので、
「分かりました。ただ、本格的に体調が悪くなったら、絶対に担任の先生に遠慮しないで保健室まで行ってくださいね。」
とだけ伝えて教室まで送りとどけました。
確かに、給食を残さずに食べられることは美徳ですし、そのことに関しては私も同じ思いでいます。ただ、突発的な体調の変異については柔軟に対応するべきではないかとも思うのです。
ましてや相手は小学校ですから、大人と比べたら語彙力も稚拙なところがあります。ですからこうした場面では、大人側が子どもたちの意向を汲んであげることも必要なのではないでしょうか。
終業後、どうしても黙っていられなくなって担任の先生のところに行き、ことの真相を話した上で卒爾ながら私の意見を述べさせて頂きました。担任の先生は
「はい…ハイ…」
と終始不満げに聞いておられましたが、果たして真意が伝わったかどうか…。
学校というカオスは、何とも難しいところです。ハァ…。