今日、ちょっとしたことが支援級でありました。
先週のことですが、中学年の子が音楽の教科書を紛失してしまいました。クラスの誰かが間違って持っていってしまったのだろうかとあちこち捜索したのですが、遂に出てきませんでした。
進級するまであと2カ月足らずですが、その間に教科書がないままというのも非常に不便な話です。なので、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/be/228eb51dcca16a6fa706302640937811.jpg?1738652106)
我が家にあった同じ教科書をその子にあげることにしました。
確認のため聞いてみると
私:どう?教科書出てきた?
子:ううん…
私:それなら、これ使って。私の自宅にあったものだからお古で悪いけど、ないよりいいでしょ?
子:…ありがとうございます。
そして、なるべく担任にバレないようにササッとペンで名前を書かせたのですが、ふと見るとその子が周りに分からないようにしながら下を向いて泣いていたのです。
ちょっと驚きましたが、それが嬉し涙なのか、自力で教科書を見つけられなかった悔し涙なのかは分かりませんでした。もし後者だったとしたら反って悪いことをしたかも知れませんが、敢えてそこについては聞きませんでした。
今回はたまたま私が同じものを持っていたので対処できましたが、必ずしも毎回こういうことをしてあげられるわけてはありません。先程も書いた通り進級まで2カ月足らずですが、子どもたちがこうした不備を起こさないように注視しておこうと思います。