今日は個別支援員の勤務の日でしたが、夏季休暇をとりました。その代わりに、同じ学校の放課後子ども教室に始めから参加することにしました。
本来ならば授業が終わってすぐに放課後子ども教室に参加したいところなのですが、労働基準法の関係で個別支援員の勤務時間が決まっているため、いつも途中参加になっていました。しかも今年度は学校側の強行策によって『何故か』開所時間が凄まじく短いために、帰りの挨拶の時にしか参加できていないのです。
こんなんでは学習アドバイザーとしてどうなのだろうか…と思っていたのですが、自分に割り当てられた個別支援員としての夏季休暇が2日あるため、それを当ててやろうと企みました。本来の休暇の意味合いからは逸脱しているのかも知れませんが、こうでもしなければ子どもたちと一緒に放課後子ども教室に参加することすら儘ならないのです。
今日は子どもたちに『ソーマトロープ』という工作をさせました。これは
金魚鉢の絵と
金魚の絵を裏表に貼って棒の先につけ、回転させると残像効果で金魚が金魚鉢の中にいるようにみえる…という、いたってシンプルなおもちゃで、アニメーションの原型の一つとされているものです。
小学生にやらせるには子どもっぽ過ぎるかな…とも思ったのですが、子どもたちは思いの外楽しんで作ってくれていました。帰り際に子どもたちから
「楽しかった!」
と言われた時には涙腺が緩みかけながら、心の中で
『ゴメンな、ゴメンな、不甲斐なくてゴメンな…』
と何度も繰り返してしまいました。
本来ならば、もっと時間をかけて作れる充実した工作を子どもたちに提供したいと思うのですが、その時間をよりによって学校側に阻まれてしまっているのが現状です。大人側もいろいろと考えているのですが、それでもたった50分の間に宿題をやらせて工作をさせて…となると、可能性に制限があることは否めません。
私の夏季休暇は、あともう一回あります。その夏季休暇を9月の火曜日にもう一度とって、その時にも短時間で出来て子どもたちに喜んでもらえることを考えておくつもりです。