共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

いのち短し夏椿

2020年06月13日 18時30分13秒 | 
今日は昼頃から、梅雨らしい雨の降る一日となりました。

そんな雨が本格的になる前に買い物に出かけたら、街路樹に植えてられている夏椿の木に真っ白な花が咲いていました。そろそろ花が落ち始めていて、木の下には沢山の花が落ちていました。

とりあえず写真を撮るのに手頃な高さにあった花を何枚か写して撮影を終えたら、私の目の前でこの花がポロリ…と落ちてしまったのです。まるで、私が撮影し終えるのを待っていたかのように…。

椿の花は首から落ちてしまうため、『打ち首』を連想させると多くの生け花や茶道の流派では花材として使われないようですが、こうした瞬間を目の当たりにするとその気持ちが分かるような気がします。縁起が悪いとかいうよりも、何だか儚さの方が胸に迫ってきて切なくなるのです。特に夏椿はその純白の花の佇まいも相俟って、春椿や寒椿とはまた違ったあわれを感じさせられます。

この夏椿の花が終わると、いよいよ本格的な夏の到来となります。それを知らせるように咲くこの花を、出来ることならばもうしばらく眺めていたいものです。
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冷やし中華、食い始めました!

2020年06月12日 19時15分10秒 | グルメ
今日も小田原の小学校に出勤して、新一年生の授業補助をして来ました。

今日は国語の時間があって、その中で平仮名の『め』の書き方を習得する場面がありました。そこで担任の先生が子供たちに

「『め』のつくもの、知ってますか?」

と聞いたところ、様々な答えがかえってきました。その中で男の子が

「めん!(麺)」

と叫んだ瞬間、あちこちから

「お蕎麦食べたい!」
「ラーメン食べたい!」
「冷やし中華食べたい!」

と、さっきご飯を食べてきたばかりのはずの子供たちが一斉に喋り始めました。

あまりにも収拾がつかなくなりそうになったので、失礼ながら間に割って入り

「そっか!じゃあ今いろいろ言った人は、今日の晩ごはんは決まりだな。楽しみにしておこう!じゃ、これからは書き取りの時間な♪」

と、無理矢理方向転換させてしまいました。ちょっと出過ぎた真似だったかも知れません。

とは言いつつ、何となく子供たちの騒ぎに刺激されてどうしても冷やし中華が食したくなってしまいました。ただ、帰宅してから自分でお湯を沸かして麺を茹でたりするのも面倒なので外食することにして、本厚木に戻ってから厚木一番街にある《餃子の王将》に寄っていくことにしました。

席に着いてメニューを見るのも早々に冷やし中華と、折角王将まで来たからには餃子もオーダーすることにしました。そして待つこと暫し、絵に描いたような冷やし中華が登場したのです。

黒酢の効いたタレのかかった冷やし中華はツルツルとした食感の麺が絶妙です。王将の冷やし中華はハムではなくチャーシューパターンでしたが、これはこれで贅沢な味わいになります。

今日の餃子は、たっぷりの生姜の効いたニンニクゼロ餃子にしてみました。かなり存在感のある刻み生姜がザクザクしていて、噛むほどに生姜の爽やかな香りが広がります。生姜好きの私には堪らない逸品です。本来ならばこれにビールも!…といきたいところですが、痛風持ちとしてはその気持ちをグッと堪えなければなりません…。

何となく子供たちに刺激されてしまったなぁ…と思わないこともありませんが、考えてみれば今年初の冷やし中華を食することができたことも事実です。彼等のおかげで、夏の初物を堪能することが出来ました。
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入梅にエリック・サティ 〜 グノシエンヌ第2番

2020年06月11日 21時10分10秒 | 音楽
今日、関東甲信に梅雨入りが宣言されました。いよいよ本格的な雨の季節の到来です。

一応毎年覚悟しているとは言え、やはりこの時期の湿気には悩まされます。特にヴァイオリンやヴィオラといった弦楽器は湿気にすこぶる弱く、弾く部屋の湿度がちょっと高かったりすると忽ち御機嫌が悪くなるので大変なのです。

これから暫くは、我が家のエアコンは除湿で回しっ放しにします。過去2年間の実験で、エアコンは点けたり消したりするよりも弱く点けっ放しにしておいた方がトータルの電気代が安くて済むということが実証されているので、今年もそのようにするつもりです。

ところで、雨が降ると私はよくピアノでエリック・サティの《グノシエンヌ》を弾きます。しかも全6曲あるうちの第2番をよく演奏します。サティ特有の小節線の無い楽譜に音をひとつずつとつとつと置いていくような曲の構成が、何ともしっとりしていて素敵です。

短い作品ですが、雨のそぼ降る夜に世紀末パリのエスプリの一端を垣間見せるようなピアノの小品をお楽しみ下さい。



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ひんやりコーヒーフロート

2020年06月10日 22時38分33秒 | カフェ
今日はあざみ野の音楽教室に行くために、ヴァイオリンを持って小田原の小学校に出勤しました。すると、ちょうど1時間目が音楽の授業だったので、子供たちにはサプライズでヴァイオリンを取り出して一曲弾いて聴かせました。

今まで得体の知れないヲッサンを見る目だった子供たちですが、聴き馴染みのある曲を演奏してあげた途端ものすごく好意的な眼差しに変化していくのが分かりました。と同時に、やっぱり私って今までどこか子供たちに警戒されていたんだなということも分かって、ちょっと切ない気持ちになったりもしました…。

子供たちを家路に送り出した後に、次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水とで机や椅子やランドセルを収めるロッカー等、子供たちの手が触れたであろう箇所を徹底的にお掃除してからそのまま急いで最寄駅に向かい、一路あざみ野を目指しました。出足が遅かったため、あざみ野に到着した時には18時を過ぎてしまっていたのですが、何とか教室が始まる前に美味しいコーヒーが飲みたくなって《雫ノ香珈琲》に立ち寄りました。

今日は猛烈な暑さだったこともあって、とにかく冷たいものを欲していました。それでメニューと首っぴきになった結果、今日はコーヒーフロートをお願いすることにしました。

御覧下さい、このボリューム感!これがこちらのコーヒーフロートの標準です。マスターさんが乳製品業者との繋がりがあるからこその仕上がりですが、勿論アイスクリームの下のアイスコーヒーの風味も抜群に豊かです。

仕事の合間に美味しいコーヒーフロートを頂いて、何とかパワーチャージ出来ました。これから、こうした冷たいものが嬉しい季節を迎えますね。
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紫陽花いろいろ

2020年06月09日 20時25分22秒 | 
今日は小田原でも真夏日となりました。梅雨入り前にこの酷暑は堪えます。

今日は一時間だけ子供たちと運動場に出たのですが、全員汗びっしょりになっていました。もう、水分補給のための水筒が手放せません。

さて、梅雨入りを前にそろそろあちこちで紫陽花の花が本格的に見られるようになってきました。紫陽花は土壌のphによって花色が変わることで知られています。一般的には土壌が酸性だと青い花、アルカリ性だと赤い花(リトマス試験紙とは逆の反応)が咲くと言われていますが、昨今の紫陽花は上の写真のように青でも赤でもない鮮やかな紫色のものも見受けられるようになっています。

基本的に上の写真のような玉咲きのものをタマアジサイ、または西洋アジサイ等と呼びますが、これは多くが日本が原産である紫陽花をヨーロッパに持ち込んで改良したものであることに由来します。因みに日本の紫陽花に惚れ込んでヨーロッパに持ち帰った人物のひとりが、医師でありプラントハンターでもあったフィリップ・フランツ・フォン・シーボルトです。

日本の原種に近い紫陽花は



山野に生えるヤマアジサイに代表されるような、いわゆるガクアジサイと呼ばれるものです。これは、小さな花の集合体を特徴的な花萼(かがく)が花の周囲に額縁のように囲んでいることから呼ばれるようになったものです。

こちらのガクアジサイも昨今は



いわゆる金平糖咲きと呼ばれる、花萼の形の華やかなものも見受けられるようになってきました。数年前に純白の金平糖咲きの紫陽花《隅田の花火》が世に送り出されましたが、そこから更なる発展を遂げているようです。

またヤマアジサイの中でも



こちらは最近よく見かけるようになったヤマアジサイで、その名も《紅(くれない)》といいます。咲き始めは白い色なのですが、日光を浴びる毎にどんどん鮮やかな紅色に染まっていくという、とても面白い紫陽花です。

この他にも、近頃は様々な色や形の紫陽花が登場しています。本格的な紫陽花の季節に、そうした様々な紫陽花に目を向けてみるのも楽しいのではないでしょうか。
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遂にマスクがキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

2020年06月08日 19時15分39秒 | 日記
今日も小田原の小学校まで、新一年生の授業補佐に行って来ました。今日は屋外での体育があったので、子供たちもヘロヘロになっていました。まぁ、こう暑くては無理もありません。

そんな子供たちが全部帰ってから教師たちに待ち受けているのが、全ての教室の机や椅子の背もたれを次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水で徹底的に除菌するという作業です。

これが意外と大変なのは、何しろ小学校一年生の机や椅子ですから全て小さいサイズなのです。だから清掃作業中はず〜っと中腰でいなければならず、これが後々背中や腰にきます。

そんな過酷な作業を終えて小田急線に揺られて帰宅したら、遂に我が家にも政府から支給されたガーゼマスクが届けられていました。SNS上ではグダグダ酷評を垂れ流している輩が湧いていますが、実際に手にしてみるとかなりしっかりとしていて厚手ですし、大きさも申し分無いものでしたので、私は大いに活用させて頂こうと思います。

ところでSNS上ではマスクの写真ばかりが挙げられていますが、この支給マスクの裏面には



厚生労働省からのメッセージが添えられています。いくら緊急事態宣言が解除されたとは言えまだまだ予断を許さない状況が続いていますから、今後も『集近閉』に十分に留意しながら過ごしたいものです。

さて、では早速明日の小学校の授業で使ってみることにしましょう。
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至高の青

2020年06月07日 17時50分37秒 | 
今日はいいお天気になりましたが、昨日の雨が蒸発しているためか、日中はかなり蒸し暑くなりました。

そんな中、今日は先週から始まった小田原の新一年生の授業補佐のための準備に追われていました。明日からの1週間まで午前と午後とに別れての分散登校となるのですが、人数が少ないとはいえそこは学校ですから、補佐役と言えどもあれやこれややることはてんこ盛りです。

それでも、さすがにちょっと頭がいっぱいいっぱいになってきたので、気分転換と買い物がてら散歩に出ることにしました。すると、道端にツユクサが青い花を咲かせているのが目に留まりました。そう言えば、もうツユクサが咲くような季節になっていましたね。

雑草扱いされる植物ではありますが、考えてみればこんなにも青く咲くことが約束されている花もそうそうないでしょう。毎年このツユクサの花を見つけると、つい見惚れてしまいます。

昔から世界の園芸界では、青いバラの花を咲かせることを目指して研究が続けられています。しかし、そもそも英語で言う『BlueRose』という諺が『不可能なこと』というものであるくらいですから、恐らくそのくらい『人工的に花を青く咲かせる』ということは大変なことなのでしょう。

そんなことを思うだに、こうして野辺で鮮やかに青く咲くツユクサという花は、実はとてつもなく特別な花なのかも知れません。ですから雑草だと思って邪険に扱ってしまう前に、この奇跡のような青い花をひと時愛でてみては如何でしょうか。
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甘い香りに

2020年06月06日 23時58分00秒 | 
今日は午後からオンラインレッスンがあるので午前中に買い物を済ませてしまおうと、いつもよりも早い時間帯に出かけました。

歩いていると、何処からともなく花の甘い香りが漂って来ました。もしや…と思って香りのする方に向かってみたら、思った通りクチナシの花が満開になっているところがありました。

この花の香りがし始めると、梅雨入りも間近だなと思わされます。週明けあたりに梅雨入り宣言が発表されるかも知れませんが、そうなるとますますマスクが鬱陶しくなってしまうかも知れませんね…。
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ドキドキ健康診断

2020年06月05日 23時53分00秒 | 日記
今日は小田原の小学校に出勤する前に、
近所にあるかかりつけ医のところへ行きました。今日はここで、胸部のレントゲン撮影をすることになったのです。

教職に就くにあたっては、胸部のレントゲン撮影が必須となっています。これはかつて結核検査をしたことの名残のようですが、仮にも他人様のお子さんを預かる身に疾患があってはならないということの一環なのでしょう。

本来ならば前年度の放課後子ども教室が始まる時にも健康診断が必要なはずでした。しかし、実際にはその放課後子ども教室があまりにもバタバタとスタートしてしまったがために何となくそのままになってしまって、その後すっかり失念してしまっていたのです。

小田原の小学校のことなので、当初は小田原市内の指定医に健康診断に行く必要があるのかと思っていました。ですが教育委員会に問い合わせたところ、私が痛風(…)でかかっているこちらのかかりつけ病院でも可ということで、正直助かりました。

割と早くに順番がまわってきて、先ずは血圧測定からスタートしました。今日以前に血圧を測定したのはいつのことだったかすら思い出せない中、痛いくらいに機会に腕を締め上げられて何とか終了しました。

次にレントゲン撮影室に案内され、撮影機の前に立たされました。最近は着衣のままでも撮影出来るそうなのですが、私が今日来ていたTシャツにはプリントが施されていたため脱いでの撮影となりました。

撮影を終えてしばらくすると、健診医がいる部屋に通されました。さて、どんなことを言われるのか…とドキドキしていたら、医師が開口一番


医︰いやぁ、綺麗な肺ですねぇ。

私︰へ?あ、いやあの…そうなんですか?

医︰煙草も吸わないし、お酒もそんなに飲まれませんね。

私︰え?あ、はい(無意味に動揺)。

医︰肺に関しては殆ど問題ありません。ただ…

私︰ただ…?(・・;

医︰普通の人より心臓が…(と言いながらレントゲン写真をまじまじ見つめる)。

私︰…(´゚д゚`)

医︰大きいですね。

私︰ヽ(・ω・)/ズコー


どうやら私の心臓は一般的なサイズよりも大きいらしく、特に左心室がかなりデカいらしいのです。なので、以前から気になっていることを聞いてみることにしました。


私︰子供の頃から長時間運動させられると猛烈に息苦しくなるんですけど、関係ありますか?

医︰う〜ん…その頃からこんなに心臓が大きかったとしたら、因果関係はあるかも知れませんね。下の血圧がちょっと高いこともあるのでもしかすると心臓弁膜症の可能性もありますから、気になるようであれば一度造影剤を入れて詳しく調べてみられてもいいかも知れません。


という、何とも良からぬ診断まで頂きました。

ただ、いずれにしても肺そのものに関しては問題無いようで安堵しました。たまにはこうして自己を客観視することも大事だなと、年齢的にも思わされたりしたのでありました。
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やっとキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

2020年06月04日 21時20分57秒 | 日記
本日6月4日、遂に我が家にも待望の『特別定額給付金』の申請書が届きました。厚木の周辺自治体のいくつかでは既に受付が始まり、給付金が振り込まれているところもあるのですが、ようやく厚木市でも受付が始まるようです。

今まで他の自治体で散々記載不備等が発生していることもあってか、届いた申請書はよく文面を読みさえすれば、余程粗忽な人でもない限り記載方法や添付物について間違わないように書かれています。有り難いことです。

とにかく大切なのは

●本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、健康保険証等)のコピー

●受取を希望する世帯主の金融機関口座の通帳見開き面、若しくは口座番号とカナ名義人が判別できるキャッシュカードのコピー

を申請書の裏面に貼り付けて、同封されている返信用封筒に入れて封をし、郵便ポストに投函することです。間違っても本人確認書類や通帳の原本を貼り付けてしまわないように!

私達の生活を支える貴重なお金です。きちんと貰えるように、返信用封筒を封緘する前に、今一度不備が無いかどうかをしっかりと確認するようにしましょう。

私も明朝小田原に出勤する前に、厚木の本局前のポストに投函していこうと思います。
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久々!雫ノ香ランチ

2020年06月03日 19時23分05秒 | カフェ
今日から横浜の教室がレッスン再開となりました。ということで久々にあざみ野に出勤して、当然の如く《雫ノ香珈琲》に立ち寄りました。

今日はいつもよりも早く伺ったので、まだランチタイム中でした。なので、今日は久しぶりにドリアランチをオーダーすることにしました。

香ばしく焼けたチーズの下には、プチトマトの他にツナと枝豆が隠れています。それらが口の中で合わさると、実に風味豊かなドリアとなります。今日は久しぶりということで、特別にサラダを付けて頂きました。

食後には美味しいアイスコーヒーも頂き、久しぶりのカフェタイムを満喫させて頂きました。やはり人生にはこうしたコーヒーブレイクが必要だということを、改めて感じることが出来ました。

お店のスタッフさんや常連のお客さんとも久々に再会して、積もる話に花が咲きました。こうした幸せな日々がまた中断されることのないように、今後も新型コロナウィルス感染対策に万全を期するように心がけていこうと思います。
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小田原総鎮守・松原神社

2020年06月02日 17時46分32秒 | 神社仏閣
今日も昨日に引き続き小田原の小学校まで出勤しました。始業式以来、長くお預けを喰わされた新一年生たちは何処となくギクシャクした感じですが、担任の先生が女性なこともあってか、徐々に教室の空気も柔らかくなってきているように見受けられました。

さて、午前中で授業を終えて子供たちを送り出してから、そのまま小田原市内まで足を伸ばしてみることにしました。そして、小田原城址公園に程近い松原神社に参詣することにしました。

詳細な来歴は資料が灰燼に帰してしまって不明とのことですが、伝承によれば平安末期、久安年間にこの地に勧請された御社とのことでした。御祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)で、須佐之男命(すさのをのみこと)と宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)が合祀されています。

こちらでは毎年ゴールデンウィーク中の5月3日から5日にかけて例大祭が執り行われます。その時に大活躍するのが



神輿殿に収められている巨大な御神輿です。祭のクライマックスでは御幸の浜での浜降りも行われ、勇壮な祭絵巻が展開されます。

また境内には



頭が取れてしまった古い亀の石像が安置されています。

かつて天文14(1545)年に小田原の浜に現れた大きな亀をこの御社の池に放じたところ、時の領主北条氏三代氏康がこれを吉兆なりと御社に参詣し舞を奉納しました。すると翌年、関東管領上杉家八万もの大軍を僅か八千の兵で撃破し、念願の関八州平定に成功しました。

この古い亀の石像はその逸話に基づいて奉納されたものと伝えられ、その甲羅を撫でると開運勝利、心願成就、社運隆昌の利益があると言われています。今でもこの亀に詣でる人は多く、写真だと分かりにくいのですが甲羅の部分がツヤツヤになっています。

小田原の総鎮守社に、子供たちの健康と疫病調伏をしっかりと祈願して来ました。
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雨中の鎮守様

2020年06月01日 21時12分22秒 | 神社仏閣
今日から6月です。新型コロナウィルスに翻弄されている間に、2020年も半年が過ぎようとしています。

さて、実は今月から新しい仕事がスタートすることになりました。昨年度小田原市の小学校の放課後子ども教室の学習アドバイザーを務めた御縁で、今月いっぱいながら別の小学校の新一年生の授業補佐をすることになったのです。

今年の新一年生は4月に入学式と始業式をしてからすぐに学校が閉鎖となってしまったため、6月ながら今日でやっと3度目の登校となりました。飛んでしまった2ヶ月分の遅れを取り戻すべく、担任の先生がしなければならないことが山積している中で、及ばずながら私が導入期のお手伝いをすることになったのです。

教室内の生徒数を減らすため午前と午後とに別れての分散登校となり、生徒も先生も戸惑いながらの授業が始まりました。これから1ヶ月間、何とかサポート役に徹したいと思います。

何とか授業を終えてから地区毎に別れての分散下校となりましたが、私が付添担当になった方面の道すがらに八幡様があることが分かったので、帰りに立ち寄ってみることにしました。



八幡神社ということで、御祭神は誉田別命(ほむだわけのみこと)、つまり應神天皇です。文字の消えかけた由緒書によると、天正年間にこの地の鎮守社として勧請されたのだそうです。

神社の前を流れる川に架けられた太鼓橋を渡ると、鳥居の向こうに荘厳な社殿が姿を現します。すぐ隣に交通量の多い道路があると思えない程の静けさが境内に満ちていて、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

参道脇には



土俵が設えられていました。恐らく例大祭で奉納相撲が行われるのでしょう。

新たな勤務地の傍にこのような御社があることが分かりましたので、これから出勤前に参拝して、子供たちの身の安全と健康を祈願するようにしようと思います。
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