万葉のころと聞くだけで心にロマンが満ち溢れます、
日本人の心の原点でしょうか。
そんなロマンを今に残す花々、実?、
深まる秋にそんなロマンに浸ってみませんか。
サネカズラ
もちろん花も咲くだろうけど見るのはもっぱら実の方、
逆光なんだけどそれでも十分美しい。
「葉がくれに 現れし実のさねかずら」 高濱虚子
サネカズラを詠んだ歌は万葉集にはたくさん出てきます、
万葉の花、実と言ってもいいのかと。
「核葛(さねかずら)のちも逢ふやと 夢のみに
祈誓(うけひ)わたりて年は経(へ)につつ」 柿本人麻呂
(さね葛が伸び、あとで絡まり合うように、後にでも逢おうと
夢の中ばかりで祈り続けているうちに、年はいたずらに過ぎて行きます。)
「あしひきの 山さな葛(かづら) もみつまで
妹に逢はずや 我(あ)が恋ひ居らむ」 作者未詳
(この山のさな葛が、色づくようになるまでいとしいあの子に逢えないまま、
私はずっと恋い焦がれていなければならないのだろうか。)
ヌバタマ、ヒオウギの実ですね。
陰・穢・衰・暗・夜・世などかかる枕詞で
ヌバタマを詠んだ歌は万葉集に約80首あるとされます。
「居明(ゐあ)かして 君をば待たむぬばたまの 我が黒髪に霜は降るとも」 磐姫皇后
(朝まで寝ないであなたを待ちましょう。私の黒髪に霜が降ろうとも)
園内には菊がいっぱい飾られていた、
ぶらぶら見て歩いていたらその中に「花散里」。
お、私"あの人"好きなんだよなぁ・・・。
容姿がちょっと残念な人でした、、、なんてウワサも
美貌や華やかさでは、他の女性にかな~り遅れをとっていたようです。
でも源氏にとっては都合のいい女?、
当時このクラスの女性は歌に遊びに明け暮れていたけど
花散里は料理も裁縫もかなりの腕前だったとか、
さりげなく「出来る女」だったりします。
さらに歩いていたら「葵の上」。
ツンデレタイプの女性なんていわれているけど彼女は苦労したんですね、
もてる男と一緒になると気の休まる暇がない。
源氏物語に出てくる女性はみんなそれぞれ個性があって魅力的、
花散里、葵の上はタイプは違ってもそれぞれに好きな人たちです。
11月4日 向島百花園
日本人の心の原点でしょうか。
そんなロマンを今に残す花々、実?、
深まる秋にそんなロマンに浸ってみませんか。
サネカズラ
もちろん花も咲くだろうけど見るのはもっぱら実の方、
逆光なんだけどそれでも十分美しい。
「葉がくれに 現れし実のさねかずら」 高濱虚子
サネカズラを詠んだ歌は万葉集にはたくさん出てきます、
万葉の花、実と言ってもいいのかと。
「核葛(さねかずら)のちも逢ふやと 夢のみに
祈誓(うけひ)わたりて年は経(へ)につつ」 柿本人麻呂
(さね葛が伸び、あとで絡まり合うように、後にでも逢おうと
夢の中ばかりで祈り続けているうちに、年はいたずらに過ぎて行きます。)
「あしひきの 山さな葛(かづら) もみつまで
妹に逢はずや 我(あ)が恋ひ居らむ」 作者未詳
(この山のさな葛が、色づくようになるまでいとしいあの子に逢えないまま、
私はずっと恋い焦がれていなければならないのだろうか。)
ヌバタマ、ヒオウギの実ですね。
陰・穢・衰・暗・夜・世などかかる枕詞で
ヌバタマを詠んだ歌は万葉集に約80首あるとされます。
「居明(ゐあ)かして 君をば待たむぬばたまの 我が黒髪に霜は降るとも」 磐姫皇后
(朝まで寝ないであなたを待ちましょう。私の黒髪に霜が降ろうとも)
園内には菊がいっぱい飾られていた、
ぶらぶら見て歩いていたらその中に「花散里」。
お、私"あの人"好きなんだよなぁ・・・。
容姿がちょっと残念な人でした、、、なんてウワサも
美貌や華やかさでは、他の女性にかな~り遅れをとっていたようです。
でも源氏にとっては都合のいい女?、
当時このクラスの女性は歌に遊びに明け暮れていたけど
花散里は料理も裁縫もかなりの腕前だったとか、
さりげなく「出来る女」だったりします。
さらに歩いていたら「葵の上」。
ツンデレタイプの女性なんていわれているけど彼女は苦労したんですね、
もてる男と一緒になると気の休まる暇がない。
源氏物語に出てくる女性はみんなそれぞれ個性があって魅力的、
花散里、葵の上はタイプは違ってもそれぞれに好きな人たちです。
11月4日 向島百花園