変わった形をした花、カリガネソウが
咲いてきました。
ハナバチなど大型のハチに受粉させるために
独特の形になったと言われる面白い花です。
カリガネソウ(雁草、雁金草) シソ科カリガネソウ属。
雁が飛んでいる姿に見立てて雁金草と。
やはり姿からホカケソウ(帆掛草)とも呼ばれる。
シソ科の花なので茎は四角い形となっていて
生長し開花期が近づくと独特の匂いを放つ。
英語では「bluebeard(青ひげ)」と呼ぶみたい、
どこが青ひげなんだろう。
大型のハチが蜜を求めて花に止まると
オシベが背中に当たり花粉が移される、
次に止まった花で花粉はメシベに付いて受粉される。
実際にセセリちゃんに実演してもらいました。
うまくいけばセセリちゃんにでも出来そうですね。
でもやっぱりクマバチとかマルハナバチなど
大型のハチの方が効率がよさそう。
ホソバオケラ(細葉朮) キク科オケラ属。
オケラという花があるけどそれの葉が細いということで。
検索して見ると薬屋さんがずらり、
根茎が蒼朮(そうじゅつ)という生薬になるらしい。
オケラは、日本各地の山野に自生する多年草で
特に佐渡島で多く栽培されており、サドオケラ(佐渡蒼朮)とも呼ばれる。
佐渡オケラ、佐渡おけさ・・・紛らわしい名前だねぇ。
サクラタデもぼつぼつと。
以前はこんもりと盛り上がるほどまとまっていたけど
近年どんどん数が減って「確かこの辺にあったはず」と
探さないといけないほどに減ってしまった。
長い間を通っていると増えた花、減ってしまった花がいろいろ
小さな庭園の花にも栄枯衰勢があるんですね。
data: EOS70D/EF70-200 1:2.8。 撮影 9月25日 向島百花園
富士、初冠雪
きょう30日、富士山の初冠雪の便りが届きました。
甲府地方気象台の観測で平年より2日早く昨年より4日遅い観測です。
晴れていたのでひょっとしたらと思って土手へ行ってみたけど
やっぱり地平はモヤっていて富士の姿は見られませんでした。