東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

萩寺、龍眼寺に行ってみた

2019-09-30 | 季節の花
  龍眼寺は萩の寺として有名なところ。
  江戸時代、住職が百種類もの萩を諸国から集め、
  境内に植えたことから通称「萩寺」として有名になり、
  「江戸名所図会」にも萩を見に訪れる人で賑わう様子が描かれている。


  

     しばらくぶりの龍眼寺です、さて
     さっそく中へ入ってみたら、あらら
     萩の寺じゃなく彼岸花の寺・・・。




  

     小さな池があって周りに萩が植えてある。
     昔はいざ知らずとても萩の名所と言えるほどのところではないけど
     いわゆる老舗というヤツですなぁ、そこそこ人は集まってくる。




  

     行った日は誰もいなくてのんびりと、
     ベビーカーのお母さんがやってきたけど小さな子に萩は無理と行ってしまった。
     今まで何回も行ったけど混んでいてうんざりという日は一日たりとも無かったような。




  

     こんな小さな池だけどそのまま鯉のぼりにできそうな鯉が泳いでいた、
     少し食生活を考えなくちゃいけないんじゃないかえ?。




  

     池の一番奥には昔からタヌキの夫婦が棲みついておりまして、、、
     カミさんが「お前さん、まあ一杯おやりよ」とお銚子を差し出しているんだけど木の陰で見えない。
     木の葉がないときに来ればいいだろうけど
     このヒトたち木の葉を何かに変えるかもしれないからそれも見たいし・・・。




  

     珍しい萩を見っけ、こんな真っ赤な萩なんて見たことない
     派手な萩だねぇ。




  

     そんなわけでどっちを向いても彼岸花が咲く萩の寺でした、
     ちょっと誤算だったけど、ま、いっかぁ。




  

     「わっはっは、笑って許せ」と布袋さま、
     ここ龍眼寺は亀戸七福神のうち布袋様のお寺です。




          

          5分くらいなところにスカイツリーが立ってます。
          建設当初からこの辺には三日と空けずに来ていた、
          浅草からこの辺りにかけて北十間川沿いを行ったり来たり。

          いつ来てもたくさんの人でごった返しており特に直下、足元は立錐の余地もなかった、
          もちろん猫も杓子もカメラを持ってね。
          当時はまだスマホなんてものは無かったから一眼レフからコンデジまで
          カメラの見本市みたいだった。

          いま行ったら当時の混雑はなくひっそりとしている、
          賑わっているのはほんの足元だけ、それも大資本の店だけ。
          あの騒ぎは一体なんだったんだろう、
          「一将功成りて万骨枯る」
          地元の人たちは複雑な思いでスカイツリーを眺めているに違いない。

          data: EOS70D/EF17-40mm 1:4。 撮影 9月26日 江東区・龍眼寺
          
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三日見ぬ間のヒガンバナ

2019-09-29 | 季節の花
  前回行ったのはほんとに3日前、
  ヒガンバナはあっちに一本こっちに一本と片手で数えられた。
  3日後、数えるどころではない足元まで一杯で気をつけて歩かなくちゃ、
  わずか3日でここまでやるか?すごいエネルギーだね。


  

     ♪ 咲いた、咲いた、ヒガンバナが咲いた、、、
     喜んでいる場合じゃないよ、びっくりしなくちゃ。




  

     誰かが植えたんだろうね、こんなところに勝手に生えるわけないもん。




  

     きれいだね、咲いてすぐ見るとこんなにきれい。




  

     ちょっと前までは何も無かったのに・・・。




  

     木母寺の塀あたり、
     台風でギンナンがいっぱい落ちていたあたり、白い花も。




  

     誰しも狙うのは同じところ?、
     花壇の手入れに余念がないおばちゃん、撮るのに一生懸命なおじさん。
     向こうのおじさん同じレンズで同じ格好、鏡を見ているみたい。




  

     おばちゃんたちの花壇には白い花もいっぱい。




  

     道の向こうでは少年野球の熱戦が続いている。




  

     「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」は"天上の花"という意味。
     おめでたい事が起こる兆しに、
     赤い花が天からふってくるという仏教の経典から。




  

     強烈な花だね、ヒガンバナ
     今頃は日本中が赤く染まっているだろうな。


     山頭火はヒガンバナをたくさん詠んでいます。

     曼珠沙華咲いて ここが私の寝るところ

     いつまで生きる 曼珠沙華咲きだした

     歩きつづける 彼岸花咲きつづける

     なかなか死ねない 彼岸花さく


     また来年も見られるといいな。

          data: EOS70D/EF70-200 1:2.8。 撮影 9月26日 東白髭公園
          
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シオンとツルボは秋の色

2019-09-28 | 季節の花
  秋の色はやっぱり紫
  その紫のシオンとツルボが咲いてきた。
  シオンは背高のっぽ、ツルボはおチビさん
  秋を彩る二つの花を。


  

     シオンの花が咲いてきた、「紫苑」秋らしい名前。
     キク科の花、秋はキク科の花が多いね
     オケラもキク科だった、キク科の花は苦手なんて言っていられない。




  

     背が高く身長を超える、
     なのでシオンと分かるけど花だけ見たらいわゆる野菊の花
     名前の特定が難しいからキク科の花は苦手。




  

     背が高いからほとんどの花は目線より上に咲く、
     いきおい下から見上げて撮る。
     もうちょっと背の低いシオンがあればいいな。




  

     たまに間違って咲いたような、目の前に咲いている花を見つけると嬉しくなる。
     うん、少しくらい陰になってもいいよ目の前の方がいいよ。




  

     空が青かったらよかったんだけどねぇ、
     ちょっと油断するとすぐに曇ってしまう。
     そして大体は私が帰ってから青く晴れることになっている、
     お天道さま、憎いねぇ。




  

     ツルボ(蔓穂)、ユリ科の花です。
     前は群生していたけどこの頃はあちこちにポツンポツンと、
     小さな花で草に埋もれているから見つけるのが大変。




  

     きれいな花ですね、下から咲き上っていきます。
     全国で見られるようだけど名前の由来は定かではないようです。
     春には葉が出てくるけど花は咲かない、
     9月になるとまた葉が出て花穂も出てくる、面白い花です。


     ここのところ順調に収穫がありお腹がパンクしそう、
     順序を守っているとレアものが賞味期限を過ぎちゃいそうなので
     時系列を乱して日付の順序が前後しそう、させなくちゃ。
     特に急がない神社仏閣はカビが生えちゃうかなぁ・・・
     次回からは今が盛りのヒガンバナを割り込ませます。

          data: EOS70D/EF70-200 1:2.8。 撮影 9月20日 向島百花園
          
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ヤマホトトギスは久しぶり

2019-09-27 | 季節の花
  薄暗い木立の中にヤマホトトギスを見っけ、
  何年か前に見たっけな久しぶり。
  これも前には赤塚植物園まで撮りに行ったが
  こうして百花園で見られるとありがたいね。


  

     「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」という有名な句があるけど
     この"山ほととぎす"ではなくヤマホトトギスね。
     よく見るホトトギス、台湾ホトトギスと似ているような似てないような。




  

     ホトトギスの名の元となった紫の斑点、
     きれいと見るか毒々しいと見るか。
     個人差?個花差?があるので花によってみんな違うけどね。




  

     双子みたい、
     タイミングよく同時に咲いたんだね。




  

     斑点のあるシベがメシベ、無いのがオシベ、
     幅の広い花弁みたいなのは萼片で幅の狭いのが花弁ということで難しいね。




  

     葉っぱがズタボロです、一応木の陰で直射日光は当たらないと思うけど
     暑い夏に耐えてきたんだね。
     百花園にはもう一つ珍しいホトトギスがあって
     キイジョウロウホトトギス(紀伊上臈ホトトギス)という、
     去年は見られなかったが今年はどうだろう。




  

     普通に見られるホトトギス、
     なんかぼつぼつと咲いているようだけど
     まだ一斉にというところまでいかない。
     来月にでもなったらまとめて咲いてくるのかな。


     ホトトギスといえば、これは鳥のほととぎすなんだけど。
     信長 「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」
     秀吉 「鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス」
     家康 「鳴かぬなら鳴くまでまとうホトトギス」。
     実にうまく三人の性格を言い表しているようで感心するけど
     誰が言い出したのだろう。

     後世の研究では
     実は「がまん強い努力家」だった信長
     すべて計算!? 秀吉の「人たらし」
     家康は「短気」だった?。
     三人の本当の姿は果たして・・・?。

         data: EOS70D/EF70-200 1:2.8。 撮影 9月20日 向島百花園
         
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うるさいヤツと千客万来

2019-09-26 | 風景
  萩の花もだんだん咲き揃ってきて、
  それにつれて見に来る客も増えてくる。
  百花園の中はだんだんと普段と違う様相を帯びてきて
  静かな百花園はどこへいったんだぁ!とオナガまで鳴きわめく。


  

     朝早くから萩を見に来た客が賑やかな中で
     こっちでは頭の上でギャーギャーギャー!
     こら、お前が一番うるさいんだよ。
     鳥の中でも一番の悪声と評判の高いオナガ、こいつも朝っぱらからテンション高いわ。




  

     いろいろな種類があるので一概には言えないけど
     このあたりの花は今が見ごろかな。




  

     白萩は散るのが早いねぇ、
     咲いたという実感がないうちに散りだしている。




  

     "江戸絞り"という名前の萩。
     白い花の中にピンクの絞りが混じりかわいい花だけど
     一生懸命探さないとピンクの絞りの花は見つからない。




  

     萩のトンネル。
     中はすれ違えないほどの狭さ、自主的に一方通行になっている。
     ところがこの中に三脚を据える輩がいて、大概にせい
     三脚で撮れば偉いと思っている、萩ごときに三脚を使うなんて、、、
     と、悪態をついてみる。




  

     なんだなんだ、何がどうした?。
     どこから湧いてきたんだこの人たち。




  

     これはたまらん、早々に帰るとしよう。




  

     だんだんと秋のムードも高まってきた。

     「秋深き 隣は何を する人ぞ」
     まあ何をしてもいいけど、こっちは静かに過ごしたいだけなんだけどね

     「柿くえば 鐘が鳴るなり 法隆寺」
     そうだよね、やっぱり秋は何か思う秋
     「我思う、故に我在り」って言葉だってあるじゃない。

     そして秋の夜長は
     「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり」
     やっぱり秋はこれ一択ですなぁ。
     百花園で煩い客に辟易するよりは早く帰って一杯やろうっと・・・。♪

          data: EOS70D/EF70-200 1:2.8。 撮影 9月20日 向島百花園
          
  
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