東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

散る桜 残る桜も散る桜

2024-04-24 | 風景

  桜の花びらが散りシベだけになったころ
  見に行く公園があります。
  荒川と隅田川が一本の堤防で区切られている所の公園
  ここ数年この桜の散る時期を狙って行っています。

 

   荒川の向こうを首都高が一直線に走ります。
   マップを見ると大きい川が荒川で大きく湾曲しているのが隅田川、
   昔は「天狗の鼻」と呼ばれ荒川を渡す渡船があったそうです。

 

 

   荒川を渡る首都高環状線、ここは二階建ての自動車専用道路「五色桜大橋」。
   私の背中が宮城ゆうゆう公園、土手の上から隅田川までの斜面が桜で埋まります。

 

 

   「散る桜 残る桜も 散る桜」   良寛

   ちょっと早かったかな、もう少し散っていたほうがよかった。

 

 

   「世の中は三日見ぬ間に桜かな」   大島蓼太

   咲くときも三日見ぬ間、散るときも三日見ぬ間だよね。

 

 

   「声よくば 謡這うものを桜散る」  芭蕉

   昔は桜の下でどんちゃん騒ぎもあったけど最近は静かです。

 

 

   「さまざまの、事おもひ出す、櫻かな」  芭蕉

   歳をとってくるとその思い出は年々多くなる。

 

 

   「から山の風すさふなり 古さとの 墨田の櫻今か散るらん」  子規

   いろいろな人の思いを浮かべ隅田川は今日も流れる。

 

 

   隅田川、もう少し上流へ歩くと荒川との分岐点岩淵水門です、
   その手前の荒川沿いに農業公園があります。

 

 

   「願わくば 花の下にて春死なん その如月の 望月のころ」   西行

   いいね、神さま仏さまキリストさまにお願いしておこう。

 

 

   「年々や、桜を肥やす、花の塵」  芭蕉

   「死支度 致せ々と 桜哉」  一茶

   「桜の花はあの日の栞 人はみな満開に咲いた夢 忘れはしない」
                       AKB48「桜の栞」 作詞 秋元康

   いろいろな思いを込めて今年も桜の花は散っていきました。

 

        data:EOS70D/EF70-200 1:2.8 L。 撮影  4月 13日  宮城ゆうゆう公園

        

コメント (2)
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