毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
公立高校入試
2006年03月09日 / 塾
今日から愛知県の公立高校入試が始まった。愛知県の公立高校入試は、「複合選抜」と呼ばれる方式をとっており、少々ややこしい。かいつまんで説明すると、愛知県を尾張地域と三河地域に大別する。私の市は尾張部に属するので、尾張地域の学校しか受験することはできない。尾張地域は全部で、76校あるが、それを1群、2群と分ける。さらに、各群をAグループ、Bグループに分ける。従って、どの高校も○群の□グループという仕分けがされることになる。受験生は、受験校を決めるのにまず群を選ばなければならない。例えば1群を選んだとすると、その中のAグループから1校、Bグループから1校の各2校を受験することが可能となる。そして、どちらかを第一志望校、もう一方を第二志望校と決める。(勿論、Aグループの高校しか受けないということは可能である)これは、普通科高校の区分けであって、これに専門科高校も、Aグループ・Bグループに分けられていて、普通科高校と組み合わせることはできる。(例えば、第一志望を普通科高校の1群のAグループの高校、第二志望を専門科高校のBグループの学校とすることは可能)
要するに2校受験が可能となるわけだが、もう施行されて10年近くなると、志望校の選択パターンが定着して、2校受験というメリットはさほど感じられなくなってきた。それに、今年は9日がBグループの学力検査、10日が面接、13日がAグループの学力検査、14日が面接と結構長丁場の試験であり、発表がA、B同時に22日に行われるため、開始から合計2週間近くになり、生徒も父兄も、勿論学校・塾関係者もなかなか辛いものがある。まあ、私たちは毎年繰り返されることであるから、多少の慣れはあるが、生徒たちは針の筵にそれだけ長く座らされることになり、かなりのストレスを感じるようである。
こんな説明だけだと何だか難しそうに思えるが、要は入試で合格点を取ればいいだけの話だが、ここ数年の公立高校の入試では得点を取るのが年々難しくなっている。というのは、内申点が相対評価から絶対評価に変更されたために、内申点が全体的に高くなった。最難関校では、9教科の内申点がオール5の合計45という生徒がゴロゴロいて、内申点だけでは差がつかなくなってしまった。そこで試験当日の点数で合否を判定せざるを得なくなり、得点に差をつけるために入試問題が年々難しくなってきている。さらに、学校によって、内申点を重視、試験当日の得点を重視、対等に評価の3種類を選べるようになったため、難関校ほど当日点を重視するようになり、その結果ますます問題が難化してしまった。
国語は文が長くなり、数学はひねりが加えられ単純に答えが出なくなった。英語も単語数が増え、設問も複雑になった。理科・社会は記述問題が増え、記号問題でも4択ばかりだったのが、6択の問題も多くなり、生徒はかなり惑わされる。昨年はあまりに難化したものだから、地元の中堅校など100点満点中50点も取れば合格できた。(5年程前には65点は合格に必要だった)新指導要領になって、教科書が薄っぺらになり授業時間も減って、生徒の学力の低下が著しいのに、入試問題がやたら難しくなったのだから生徒たちができないのは当たり前だ。あまりにギャップがありすぎて、生徒たちはただただ戸惑うばかりである。
そればかりが原因ではないだろうが、私の塾の今年の中3生は今まで一緒に受験勉強を重ねてきたのだが、手ごたえがはっきりつかめない。やる気があるのかないのかはっきりしない生徒が多い。気持ちがないわけではないだろうが、私にはそれが感じられない。「笛吹けども踊らず」というか、生徒たちから感じる「やる気」というものが年々希薄になっているように思えて仕方がない。学校全体にそういうダラーッとした雰囲気が蔓延しているのだろうか、と心配になる。思い過ごしであればいいのだが・・・
なんだか不安で仕方ないが、ここまで来たら生徒一人一人が自分の持つ力を十二分に発揮してくれるのを祈るしかない。さすがに呑気者ばかりでも、やるときにはやるところを見せてくれるものと信じている。頑張れ!!
要するに2校受験が可能となるわけだが、もう施行されて10年近くなると、志望校の選択パターンが定着して、2校受験というメリットはさほど感じられなくなってきた。それに、今年は9日がBグループの学力検査、10日が面接、13日がAグループの学力検査、14日が面接と結構長丁場の試験であり、発表がA、B同時に22日に行われるため、開始から合計2週間近くになり、生徒も父兄も、勿論学校・塾関係者もなかなか辛いものがある。まあ、私たちは毎年繰り返されることであるから、多少の慣れはあるが、生徒たちは針の筵にそれだけ長く座らされることになり、かなりのストレスを感じるようである。
こんな説明だけだと何だか難しそうに思えるが、要は入試で合格点を取ればいいだけの話だが、ここ数年の公立高校の入試では得点を取るのが年々難しくなっている。というのは、内申点が相対評価から絶対評価に変更されたために、内申点が全体的に高くなった。最難関校では、9教科の内申点がオール5の合計45という生徒がゴロゴロいて、内申点だけでは差がつかなくなってしまった。そこで試験当日の点数で合否を判定せざるを得なくなり、得点に差をつけるために入試問題が年々難しくなってきている。さらに、学校によって、内申点を重視、試験当日の得点を重視、対等に評価の3種類を選べるようになったため、難関校ほど当日点を重視するようになり、その結果ますます問題が難化してしまった。
国語は文が長くなり、数学はひねりが加えられ単純に答えが出なくなった。英語も単語数が増え、設問も複雑になった。理科・社会は記述問題が増え、記号問題でも4択ばかりだったのが、6択の問題も多くなり、生徒はかなり惑わされる。昨年はあまりに難化したものだから、地元の中堅校など100点満点中50点も取れば合格できた。(5年程前には65点は合格に必要だった)新指導要領になって、教科書が薄っぺらになり授業時間も減って、生徒の学力の低下が著しいのに、入試問題がやたら難しくなったのだから生徒たちができないのは当たり前だ。あまりにギャップがありすぎて、生徒たちはただただ戸惑うばかりである。
そればかりが原因ではないだろうが、私の塾の今年の中3生は今まで一緒に受験勉強を重ねてきたのだが、手ごたえがはっきりつかめない。やる気があるのかないのかはっきりしない生徒が多い。気持ちがないわけではないだろうが、私にはそれが感じられない。「笛吹けども踊らず」というか、生徒たちから感じる「やる気」というものが年々希薄になっているように思えて仕方がない。学校全体にそういうダラーッとした雰囲気が蔓延しているのだろうか、と心配になる。思い過ごしであればいいのだが・・・
なんだか不安で仕方ないが、ここまで来たら生徒一人一人が自分の持つ力を十二分に発揮してくれるのを祈るしかない。さすがに呑気者ばかりでも、やるときにはやるところを見せてくれるものと信じている。頑張れ!!
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