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キャベツ


 これがここ数日の我が家の主食だ。ご飯はもう2・3日食べていない。「キャベツダイエット」というものがあるらしいが、何もそんなことをしようとしているわけではない。こうなった理由は、父が畑で採れた大量のキャベツを持ち帰ってきたからだ。最初に試食してみたキャベツが少し硬かったため、「こんなものは近所に配れない」と父が見栄を張ったため、全て我が家で消費せざるを得なくなった。現在我が家は、私と妻と父の3人家族でただでさえ人数が少ないのに、製作責任者である父は少し食べるともう十分だといって、それ以上手をつけようとしなくなった。「自分で作っておいて!」と文句を言っても、歯が弱くなって硬いものは食べようとしないので、仕方なく私と妻がせっせと食べる続ける羽目になった。だが、これがなかなか大変なことなのだ。
 私は元々キャベツが好きだから、キャベツを食べること自体には何の不満もない。生のまま千切りにして、ソースをタプタプにかけて食べるのもおいしいし、マヨネーズをたっぷりかけて食べるのもまたたまらない。だが、このキャベツは生で食べるには少々硬すぎる。噛むのに疲れても馬鹿らしいので、熱を加えることになり、上の写真のように炒めたキャベツがメインディッシュとなる。炒めればほどよくしんなりして、さほど固さを感じなくなっておいしく食べられる。ソースをかけて一気に食べると、もうこれだけで十分満腹になる。(妻はベビースターラーメンをパラパラ掛けて食べているがなかなかいけるそうだ。)キャベツをもとにしたキャべジンという胃腸薬があるくらいだから消化はいいはずだが、これだけ大量に食べるとさすがに腹持ちがいい。思ったほどお腹がすかない。
 お腹がすかないうちに夕食となるのだが、食卓にはキャベツを煮たものやキャベツをたっぷり入れたお好み焼きが出される。


お好み焼きも一枚だけでなく、一度に3・4枚重ねられているから、見ただけで「ごちそうさま」と言いたくなるが、グッと我慢して一生懸命食べている。大きなお好み焼きを一枚、お好み焼きソースとマヨネーズをかけて食べればもう限界だ、他には何も食べられない・・。
 こんなことをもう数日繰り返している。いくらキャベツを好きだといっても、これほどキャベツ三昧の日々が続くと、さすがにうんざりしてしまう。ここまで頑張って残りはあと2玉になったから、もう一踏ん張りだ、と気合いを入れなおしてはいるがあまり効果はない。妻も口では、「キャベツは虫が湧くのが早いから、もうちょっと頑張ろうね」と檄を飛ばしてくるが、うんざりしているのは明らかだ。二人とももう大分疲れてきた。最後まで、腐らせずに食べきることができるか・・、ちょっと心配だが何とかやり遂げたい。

 野菜は季節ごとに旬があるから、父が作る野菜も常に変わっている。ここ2ヶ月ほどの間に収穫した野菜は色々あるが、一時期に大量に採れるだけにその使い道には妻が苦労する。例えば、こんなにニンニクがたくさんあっても困るだけだと思うが、一体どうするつもりなんだろう。


これだけあれば、ドラキュラは決して襲ってこないだろうけど・・。

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